このブログで、最も多く取り上げているテーマはPFPです。

何度かふれてきましたが、当初は「PFPなんて何の意味があるの?」「本当の強さじゃなくてpound for pound(体重同一時)なんて弱者の言い訳にしかならない」…そんな意見が多いと待ち構えていましたが、現実には否定的な意見はありませんでした。

日本のボクシングファンがPFPをありがたく歓迎するのは、ESPNのような大メディアやリング誌や英国ボクシングニューズ誌のような専門誌が軽量級を高く評価してくれていることに陶酔できるからでしょう。

それは、欧米のメガファイトでは軽量級がメインになることはありえない、その種のガチ評価では軽量級が評価されている、人気があるということが一切感じられないからという裏返しです。

マイケル・カルバハルとウンベルト・ゴンザレスが100万ドルファイターたりえたのは、この2人のマッチアップのみ。しかも、それでも100万ドル。

ナジーム・ハメドが100万ドルを悠に超えるファイトマネーを得て、そのプロモーションでニューヨークに数台のラッピングバスを走らせた原資はイエメン王朝をはじめとする中東からHBOに流れこんだオイルマネーでした。

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マニー・パッキャオはマルコ・アントニオ・バレラ、エリック・モラレス、ファン・マヌエル・マルケスという軽量級の歴史的な強豪をBサイドから撃破、実力でボクシング界を揺るがしましたが、それはメディアと、さすがにマニアの枠は超えてますが熱心なファンだけの話。

パッキャオがカジュアルなボクシングファンにも抱きしめられたのは、オスカー・デラホーヤに勝利した2008年12月6日、ラスベガス・MGMグランドガーデンアリーナの夜のことでした。

「マニー・パッキャオはこれまでの13年52試合のキャリアで一発殿堂確実の偉大なキャリアを積み上げ、軽量級ではあり得ないファイトマネーを稼ぎ、やはりカジュアルなボクシングファンでも知っているという軽量級ではありえない知名度も手に入れた」(ESPN)。

「しかし、53試合目のたった30分にも満たない1試合だけで、それまで稼いだファイトマネーよりも大きなファイトマネーを稼いだ。そして、カジュアルなボクシングファンが1人残らずマニー・パッキャオを認知した」(ESPN)のです。

2年以上もPFPキングに君臨したローマン・ゴンサレスや、Fighter Of The Yearに輝いたノニト。ドネアや井上尚弥が「米国ではまともな需要がない」(ドネア)のは至極当たり前なのです。

私は、くだらない妄想、PFPが大好きなんです。

2012年1月号の「The RING 100 WORLD’S BEST FIGHTERS(PFP100傑)」。これが、いま手元にある一番古いもの(のはず)。

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①パッキャオ、②フロイド・メイウェザー、③セルヒオ・マルチネス、④ドネア、⑤ファン・マヌエル・マルケス、⑥ウラディミル・クリチコ、⑦ティモシー・ブラッドリー、⑧ポンサクレック・ウォンジョンカム、⑨ジョバンニ・セグラ、⑩アンドレ・ウォード。

2010年代はメイパックの時代だとあらためて思い知らされるランキングです。マルケス、ブラッドリーも彼らのリーグ。

ドネア、ポンサクレック、セグラに続く超軽量級(ジュニアフェザー級以下)は20位のフェルナンド・モンティエル。29位に長谷川穂積、36位に西岡利晃、37位にアブネル・マレス、38位に亀田興毅、40位にラファエル・マルケス、41位にローマン・ゴンサレス、42位にイバン・カルデロン、44位にビック・ダルチニアン、49位にウーゴ・カサレス。

50位内に13人を送り込みました。フェザー級以下に絞り込むと、さらに膨らんで「PFPってなんなの?軽量級バンザイ企画?」となるのでやめときましょう。

日本人最高位は、キー・ファイトを落とし続けて29位までランクダウンした長谷川。36位に西岡、38位に興毅、59位に亀田大毅、93位に内山高志。