unday 14, September 2025
    
IG Arena, Nagoya, Aichi, Japan
commission:Japan Boxing Commission

promoter:Hideyuki Ohashi (Ohashi Promotions)

Undisputed Jr.feather weight championship


©︎井上尚弥
vs
ムロジョン・アフマダリエフ

スクリーンショット 2025-08-14 17.19.14

事実。井上尚弥はムロジョン・アフマダリエフとの対戦を避けてきました。

もちろん。2023年4月8日に当時WBA /IBF王者だったアフマダリエフがマーロン・タパレスという名の穴王者に足下をすくわれなければ、井上はタパレスではなくアフマダリエフとこの年の暮れに有明アリーナで〝順当に〟激突していたでしょう。

タパレスが議論を呼ぶ判定で大番狂せを起こしたことは、アフマダリエフ戦を先延ばしにしたいと考えていたであろう井上陣営にとって都合が良かったと思われます。

陣営がアフマダリエフとの対戦を「タパレスに負けてるから」(大橋秀行会長)という理由で回避しながらTJドヘニーや、指名挑戦者のケガが原因とはいえキム・イェジュン、ラモン・カルデナスとの対戦を優先したこと、アフマダリエフの代理人であるパット・イングリッシュ弁護士が何度も法的文書を提出してきたことは、彼らが2歳年下の元五輪メダリストを恐れていたことの状況証拠です。

大橋会長の「タパレスに負けてるから」という言葉には、海外のコアなマニアからも「アフマダリエフは実質勝ってたからタパレスからベルトをもらったあとで対戦するというのが本筋だ。それとも大橋は試合を見てなかったのだろうか?」という種類の皮肉も飛び交いました。

井上陣営の遅延行為の目的は、おそらく122ポンドに完全に適応するまでの時間稼ぎです。

しかし、30歳を超えた軽量級選手の時間稼ぎは危険なデメリットも孕んでいます。

無理やりの減量で獲った105ポンド(ジュニアフライ級)のストラップはさておき、井上のスタート階級は112ポンド(フライ級)か115ポンド(ジュニアバンタム級)であるべきでした。

115ポンド(ジュニアバンタム級)と118ポンド(バンタム級)で、殿堂入り確実のノニト・ドネアとの初戦を例外にして絶対王政を敷いたモンスターは、フライ級から10ポンド先のジュニアフェザー級に突入してから軽いエンジントラブルを起こしていると見られています。

10ポンドの航海で、ウエイトの壁に直面しているのか?それとも、過酷な減量を強いられ続け、30歳を超えた軽量級の肉体に劣化の悪魔が忍び寄っているのか?

…あるいはその両方なのか?

事実。正確にはアフマダリエフとの対戦を先延ばしにしてきたのは井上本人ではありません。

しかし、その微妙な空気を本人も意識していたか、無意識だったかは別にしても感じ取っていたはずです。

それが「キャリア最強の相手」「今回は判定でもいい」という発言にもつながっているのでしょう。


さて。

現在、拠点のカリフォルニア州インディオ、コーチェラ・バレー砂漠で最後のキャンプを張っているムロジョン・アフマダリエフとは何者なのか?彼はどんな生涯を送ってきたのか?



決戦の9月14日、日曜日まで、あと30日。