さて、寂しいですが、仕方がありません。

亀田一家とは何だったのでしょうか?

うまく立ち回れば、日本のメイウェザー(品性下劣な言動を重ねて憎まれることで集客するという意味で)になれたかもしれない特異なキャラクターでしたが、Forbesが驚くほどのセルフマーケティングを披露したマネーとは違い、弱くて憎まれて利用されるだけの悲しいヒールでした。

亀田一家の「功」は、衰退するボクシング界のカンフル剤になったことでしょう。

「ボクシング・マガジンの読者は俺らのこと嫌いやからな」。かつて、亀田興毅がもらしたように、ファンに「正」の人気があったとは言えませんが、43.1%というサッカーW杯や野球のWBCに匹敵する国民的関心事になったのは事実です。

残念だったのは、ボクシングファンの矛先が亀田一家に集中したことです。

本当の悪は承認ビジネスに傾倒する認定団体や、全く訓練されていない素人同然のジャッジ、弱いものいじめが大好きなJBC。そして「亀田一家」をプロデュースし、世に送り出したTBSをはじめとするメディア。

「亀田」はWBAやジャッジに「優遇してくれ」とお願いしたわけではありません。軽量級としては破格の認定量が入る「亀田」は勝手に優遇され、勝手に悪者にされてしまいました。

その過程で勘違いして、公式戦で反則の指示を出すの彼らの頭の悪さも残念ですが、利用されているだけの馬鹿な彼らを非難するファンが多いのも残念でした。

亀田一家とは何だったのか?

三兄弟を世界王者にした、父親・史郎の指導力というか愛情の深さはさすがですが、所詮はプロボクシングの軽量級です。

「世界一」とはいっても4団体17階級もあるのです。

例えば「日本のプロ野球で3兄弟を首位打者や本塁打王に育てる」のと「三兄弟をボクシングでアルファベット団体の王者にする」のがどちらが難易度が高いか?

どんなにボクシングが好きなファンに問うたとしても、その答えは歴然としています。

野球やサッカー、メジャー競技の日本一>>>>>>>>>ボクシング軽量級の世界一。

もちろん、これは単純な難易度であり、ボクシングが野球やサッカーと同じスポーツだと考えれば、ということです。

現実には、ボクシングはスポーツではありません。


さて、亀田一家とは何だったのか?