3150 × LUSHBOMU vol.6

IBFストロー級12回戦



昨年7月28日の大番狂せから約10ヶ月、ダイレクトリマッチ。

銀次朗は、リング誌/WBA/WBO王者オスカー・コラーゾの対抗馬、史上初めてこのクラスの完全統一を果たせばリング誌のPFP入りは確実とみられていましたが…まさかの脱線。

もう一度、コラーゾのレーダーに捕捉される軌道に戻せるか?

オッズは王者タデュランが8/11(1.73倍)、銀次朗が11/10(2.1倍)。再戦でも銀次朗が有利と思いましたが、初戦の展開と結果で25歳の日本人の評価は暴落しました。

リング誌のインタビューに28歳のフィリピン人は「(重岡は怖がって)前に出てこないのはわかっている。重圧をかけて追い詰めて、仕留める」と再現を狙います。

解説の内山高志は「圧倒してKOしようというのが裏目に出た。きょうは派手なKOを狙わずにしっかりボクシングをやれば勝てる」と予想していますが…。

IBFの当日計量で王者がモタついたのがペドュランの肉体にどんな影響を残しているのか、それても影響はないのか?

初戦の恐怖の記憶を振り払って銀次朗が攻め込めるなら大したものですが、さすがにそれを求めるのは無理でしょう。

様子見の初回から、第2ラウンドからアクションが多くなりました。

ラウンドを追うごとに、タデュランのプレッシャーが強まります。難しい試合になりました。オフィシャルのスコアカードがどうなっているのか。

後半戦、王者の攻勢が目立ちます。銀仁朗、下がってばかりじゃダメ。主審は銀次朗のホールディングを注意しない。これは追い風。

苦しい試合。これで勝ったら、おかしい。

判定はSD。銀次朗から見て115−113、113−115、110−118。110−118もありです。タデュランの頑丈さとタフさと比べて、銀仁朗はひ弱でした。

BoxRecのファン採点(あまり参考にしてはいけませんが)は117−111。115−113の「1ラウンド差」のスコアの方がおかしい内容でした。

気を失った銀次朗、大丈夫か?

試合全般を通して腰が引けて、上体の硬さが気になりました。腰が引けるのはもちろん、上体が硬いのも、恐怖の現れ。度重なるホールディングも王者の強打への恐怖から。

銀次朗、それでも最後まで恐怖と向かい合いました。おつかれさまでした。