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FOUR ROSES SMALL BATCH(フォアローゼズ スモールバッチ)である。

首に巻かれたラベルには「HAND CRAFTED(手作り)」。ウイスキーの手作りって何をもってそう言えるのか、よくわかりません。

フォアローゼス、ワイルドターキー、IWハーパー、ジムビーム、ジャックダニエル…。

私が大学に入った頃。父親世代とは違い、バーボンは身近な酒でした。

モルトをしっかり使ったスコッチのように深みのある酒ではありませんが、とうもろこしを原料としてグレーンウイスキーの明るい朗らかなバーボンには独特の味わいがあります。

このフォアローゼス スモールバッチは「少量・小規模・小ロット生産」を意味します。

日本酒は地酒、ビールは地ビール、ウイスキーもスモールバッチなマイクロブリュワリーで作られたものがありがたがられる時代です。

戦後の浅い時代、父親やその上の世代は地酒とは二級酒のことであり、有名銘柄は安心の保証書であり、少量生産は味の均質性に欠けることを意味しました。

転換期となった1980年代でも、食品や飲料を手がける会社は工業的な大量生産を良しとする企業も少なくなくハウス食品工業やカルピス食品工業などが社名に「工業」を入れていました。

現在、社名に積極的に「工業」を付けたがる食品・飲料企業はまずありません。

実態は工業であり、機械化されたラインで大量生産が経営を支えている大企業でもマイクロやスモールな手作り感を訴求した商品を売り出すようになりました。

それが悪いとは言いませんが、麒麟麦酒の傘下にある世界を代表するフォアローゼスのスモールバッチといわれても何だかなぁ…。


さて。文句をたれたあとに何ですが、肝心のお味は美味しい。ハイボールにしてもいけます。おすすめです。