THE RING MAGAZINE は、私にとって最も特別な雑誌でした。

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全く需要がない、誰も読んでない雑誌にもかかわらず、高校の図書室は「スポーツ・イラストライテッド」や「リング誌」を定期購読していました。

今では考えられない、全く無意味な無駄遣い〝昭和の予算感覚〟の典型でしたが、私はその恩恵を思い切り享受していました。

しかし、卒業してまもなく、全ての定期購読が廃止され(生徒へのアンケートでも反対意見は一人もいなかったそうです)、それどころか利用者の少ない図書室まで縮小されてしまいました。

卒業した私には関係のないことでしたが、そのことを知らせてくれたのは元担任の先生で「雑誌のバックナンバーも含めて廃棄処分になるが欲しい雑誌があるなら取っておく」と連絡がありました。

今なら「仕事を休んですぐにそこに行くから何も捨てずにそのままにしておいて」と飛んでいくところですが、当時は東京での大学生活が忙しく、楽しく、高校時代の思い出がどれほど貴重なものなのか、愚かなまでにわかっていませんでした。

「必要ないので大丈夫です」と、先生に伝えてしまいました。

バックナンバーといっても1960年代半ば頃から1980年代半ばまでの約20年間、合計250冊全後、大きな書架に並べると一段に十分収まる量でした。

社会人になってからもほとんど抜けることなく定期購読していましたが、引っ越しなどのタイミングで実家に送ったり、処分してしまい、手元にあるのは2010年〜の新しいものだけです。

雑誌は貸出不可、校外への持ち出し禁止でしたが、ちょっと拝借して映画館のロビーなどで開演前の時間に貪り読んだらしていました。

ちょうど創刊100周年の節目を迎えた2022年に廃刊してしまい、デジタル版で生き残ってきたリング誌ですが、デジタル版の大幅リニューアルに向けて現在「工事中」。

ボクシング専門ネットメディアの中でも存在感がどんどん希薄化していたリング誌ですが、ブランドとしてのThe Ring は世界中のマニアが認めるところです。

ブランド価値が高い、といってもボクシングシーンやボクシングニュース24などと比較してというゴミ比較ですが。

さて、続報を待ちましょう。