今朝も盛り上がりまくりのMLBポストシーズン。

「もう一つも負けられない、追い込まれましたね」と聞かれたメッツのカルロス・メンドーサ監督は、落ち着き払って、こう答えました。

This is who we are. We don't have tomorrow, but this is not the first time. So there's nothing new.

NHKのアナウンサーさんは「メンドーサ監督は、私たちには明日(あした)はないと言いました」と、訳しました。

えー!!!

ここは「俺たちに明日(あす)はない」しかないでしょ!!!と反射的に思いましたが、よくよく考えてみると、このアナウンサーが映画「俺たちに明日はない」を観ていない、あるいは知らない可能性があることに気づきました。

私の中での絶対常識が世間と大きく乖離しているということはよくあることで、私の常識であるカネロ・アルバレスを知らない、知ってても井上尚弥と井上直哉どちらが正しいかわからない、そもそも井上尚弥を知らない、TJドヘニーって人名かどうかすらわからない人も当たり前に大勢います。というか、そっちの方が圧倒的大多数でしょう。



原題「
Bonnie and Clyde」(1967年ワーナーブラザーズ)の邦題が「俺たちに明日はない」。

初めて見たのは高校時代、学校に馴染めず世間のハミ出し者の自覚を強烈に抱いていた青い私の真っ芯を撃ち抜く映画でした。

ワーナーは当初、B級映画、駄作とみなしていました。

プロデューサーと主演をつとめたウォーレン・ベイティは提示されたあまりにも低い報酬に怒りを覚えながらもサインします。

そして、その代わりに収益の40%を支払う契約を結ばせたのでした。ベイティは大富豪になりました。

「俺たちに明日はない」もまた、痛快極まるパックマンです。

This is who we are. We don't have tomorrow, but this is not the first time. So there's nothing new.

これが俺たちの俺たちである所以だ。ここから逆襲が始まるのさ。俺たちに明日はない。だが、こんなことは慣れっこだ。俺たちは全くいつも通りに逆転してみせるさ。