Monday 14, October 2024
Ariake Arena, Koto-Ku, Tokyo, Japan
commission:Japan Boxing Commission

promoter:Akihiko Honda (Teiken Promotions)

WBOフライ級12回戦



25歳のWBOフライ級王者は来週末に有明アリーナのリングに上がる。有明アリーナはこれが3試合目、日本で戦うのは4試合連続。

オラスクアガにとってこの初防衛戦は特別な節目になるだろう。

ジュニアフライ級の元王者、ゴンサレスは強豪とは言えないものの、世界基準の実力者。33歳のプエリトリカンとのタイトルマッチは、25歳のオラスクアガにとって最初のリトマス紙になるはずだ。

安定王者の道に踏み出すのか、それともいつ誰に負けても誰も驚かない4-Belt Eraの有象無象のタイトルホルダーの1人なのか。

しかし、特別な「節目」とはそういう意味ではない。



軽量級のボクサーは、世界王者になっても専業になれないことが当たり前の貧困な商売だ。いや、専業で食っていけないのだから「商売」と語るのは見栄の張りすぎか?

Princesa(プリンセス)の異名を持つオラスクアガも例外ではない。タクシードライバーと理髪師、そしてボクサーと三足の草鞋を履いているのだ。空き時間にはウーバーイーツでも働いている。

なんてこった。プリンセスが生活のために働きづくめだなんて。

彼の夢はファイトマネー10万ドル。つまり、まだその〝大台〟は遠い。

日本円で数百万円のファイトマネーではマネジメント料やコーナーマンやスタッフへの支払い、税金、ローカルコミッションと認定団体への認定料の支払い…そんなこんなを引かれると、やはり副業(本業?)を持たないと生きていけない。

「節目」というのは、この試合に備えてオラスクアガはタクシーの運転席から降り、調髪バサミを置いたのだ!

つまり、専業ボクサー、正真正銘のプロフェッショナルとしてキャリア9戦目のリングに上がる。

パートタイムボクサーではないのだ。

しかし…。もし、タイトル陥落なんてことになったら、またタクシーのハンドルを握り、調髪バサミを手にすることになるだろう。


 I'm more zoned in now and dedicating my life to boxing full-time, instead of working Uber and seeing where my next meal is going to come from. 

フルタイムでボクシングに全てを捧げてこの試合に望むんだから、これまで以上に集中できている。ウーバーで働いて、次の仕事がいつ入るかなんて気にしなくていいんだ。


日本のファンが喜ぶ試合をして、次も、その次も日本のリングに呼ばれるようならファイトマネー10万ドルは夢ではなくなるだろう。

先進国で軽量級に関心が払われるのは日本だけ。タクシードライバーからジャパニーズドリームを掴むために、プリンセスは有明のリングにまた上がる。



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タクシードライバーから世界チャンピオンへ。

オラスクアガはその夢を叶えましたが、同じカリフォルニア州でもう1人の男がタクシードライバーからワールドチャンピオンを目指しています。

その男はまだ世界チャンピオンになっていませんが、すでに5年総額4600万ドル、日本円で69億円の契約を手にした大金持ち。もちろん、副業などする必要などありません。

男の名はロベルト・スアレス。



「往生際の悪い男たち〜そして、ロベルトと正吾」へと物語は続きます。