私にとって、東京とは東京駅のことだった。

渋谷や原宿、新宿、池袋でないことはもちろん、羽田空港でもなかった。

そういえば、高校を卒業して18歳の年まで飛行機に乗ったことがなかった。

東京とは、新大阪からひかりやのぞみで鉄路向かう大都市で、それはイコール東京駅だった。

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そんな東京駅なのに、ここで酒を飲んだりすることはほとんどない。

丸の内勤務の友だちと飲むことはあっても、大概は「有楽町や銀座で」という流れになる。

人を迎えに行くことはよくあるけど、その頻度と東京駅周辺で酒を飲む頻度の差はとんでもない。

東京駅はあくまで大きなターミナル駅、一つの機能でしかない。


そんなわけだけど、久しぶりに東京で飲んだ。

俺が上京した頃とは、駅の充実度は比較にならない。


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よく乗る丸の内線で、滅多に降りない東京駅で酒を飲む。

そういえば、丸の内線はその名の通りの丸窓や、吊り革の持ち手のフォルムが特徴的。

これを見て、涙💧を連想する?

それとも、汗💦のイメージ?



35年も前に上京した頃の吊り革の持ち手は、こんなんじゃなかったはず。