7月20日(土)、両国国技館で行われるWBCバンタム級タイトルマッチ。

ウィリアム・ヒルのオッズは王者・中谷潤人が1/25(1.04倍)、アストロラビオ9/1(10倍)。

4Belt Eraでなければ王者になれなかったと断定されているマーロン・タパレスが井上に挑戦したときが7/1(8倍)。井上が1/20(1.05倍)でしたから、同じ水準です。

ベットフェアやパディパワーのように中谷1/33(1.03倍)、アストロ12/1(13倍)をつけるブックメーカーもあり、完全ミスマッチの様相を呈しています。

アストロラビオは6年前とはいえ、ストロング小林佑樹にKO負け。ジェイソン・モロニーとも接戦を演じてでMD負けと、ESPNで5位、The Ringで7位評価を受けているものの、世界基準の実力者とは到底言えません。

ただでさえ貧弱だったバンタム級を井上尚弥が焼け野原にして、さらに一層レベルが落ち込んだ現状ではアストロラビオですら強豪の1人に数えなければならないということです。

そして、27歳のフィリピン人が迎える1歳下の中谷はバンタム級での試合経験は1試合しかないものの、どのメディアでも1位に君臨、PFPにリストアップするメディアもあるバンタム級では飛び抜けた存在です。

33−1のオッズも頷けそうですが、33−1です。

中谷の高評価は嬉しい反面、レベルの高いジュニアバンタム級での3試合はいずれもフルラウンドの長丁場を強いられました。

あのエマヌエル・ロドリゲスにKO負け寸前で完敗したゲイリー・アントワン・ラッセルに惜敗する程度のアストロラビオが、中谷にとっては「どう料理するのか?」のレベルであるのは間違いありません。

身長こそ違えど、よく似たタイプのアレハンドロ・サンチアゴよりも回転力やスピード、スタミナで劣り、まず勝ち目はありません。

当時41歳の完全劣化バージョンのギレルモ・リゴンドーに勝ったのがキャリア最大の勝利ですが、26歳のPFPファイター相手では分が悪すぎます。