欧米で軽量級がビッグファイトのメインをつとめることは極めて稀です。

人気階級のスター選手がメインを張るビッグイベントの中で、アンダーカードに組み込まれる軽量級は注目度が低く、世界戦でもPPV枠から外れることも珍しくありません。

それでも、ファイトマネーは小さなイベントでメインになるよりも高めになります。



明日、WBOストロー級タイトルの3度目の防衛戦を行うオスカー・コラーゾの場合はラスベガスのT-モバイル・アリーナやニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンのスポーツアリーナなどを舞台にしたビッグイベントではありませんが、ニューヨーク州ベローナのリゾート&カジノの特設リングにメインで登場します。

身長157㎝のプエルトリカンが同胞の声援を浴びながらロープをくぐるのは、現地時間6月7日(日本時間の8日)、つまり金曜日です。

土日を避けた理由は不明ですが、ウイークデイ開催には、週末に行われるボクシングや他のスポーツの大きなイベントとのバッティングを回避、会場費も安いなどのメリットがあります。

メリット、といっても後ろ向きであることは否定できません。

マイナースポーツのボクシングは、大看板のカネロ・アルバレスですらメジャースポーツや、より大きなMMAイベントに試合開始時間が左右される有様、ボクシングファンがストロー級を笑うとしたら、どでかいブーメランを投げるのと同じことです。

日本では実力相応の尊敬を払われている、PFPランキングに10年も回遊していたリカルド・ロペスですら、米国ではメインを張ることは一度もなく、女子ボクサーの前座にまで追いやられていました。

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1997年のリング誌Best Fighter Poll(年間PFP)で3位評価を受けたフィニート。今のような、コロコロ変わる電子版のPFPなら1位になった期間もあったはずです。

ストロー級のロペスが3位、フェザー級のハメドが7位、フライ級のマーク・ジョンソンが8位、バンタム級のジュニア・ジョーンズが9位、ジュニアバンタム級のジョニー・タピアが10位。フェザー級以下のファイター5人がPFPを席巻していました。

「PFPは軽量級に甘い」とは今に始まったことではなく、この妄想ランキングが始まった1980年代から揶揄されてきましたが、このメンツならまあまあ納得?

きちんと調べていませんが、フェザー級以下で過半数を占めたこともあったかもしれません。

というか、現在も井上尚弥と中谷潤人、寺地拳四朗がさまざまなメディアでPFPに名前を刻み、井岡一翔や田中恒成、重岡銀仁朗らも玄関前でノックしています。

軽量級の日本人だけで過半数を占める日が来ても、全く驚きはありません。

さて、コラーゾです!