◾️日本時間3月3日(日)
◾️ニューヨーク州 ベローナ ターニングストーン カジノ&カジノ

◾️メディア:WOWOW

◾️IBFフェザー級タイトルマッチ



人気階級から外れた興行を毎年1〜2回、行っているターニングストーン カジノ&リゾート。


フェザー級、126ポンド。57.15263kg。


英国にゆかりのあるストーン単位(1ストーン=14ポンド)では9ストーン。

オリジナル8に数えられる伝統クラスですが「鳥の羽」という言葉の通り、ライト(軽い)級よりもさらに軽いのがフェザー級です。

欧米では非力なパンチを「フェザーパンチ」と揶揄するように、フェザー級は人気クラスとは言えません。

それでもストロー級からミドル級までの13階級しかナショナルランキングがない日本では、フェザー級は上からも下からも7番目、ど真ん中、堂々の中量級。

フェザー級にネガティブな感情の無い日本では、非力なパンチを「フェザーパンチ」とは、まず言いません。

それどころか、バンタム級以上の尊敬を秘めているのがフェザー級です。

日本13階級で、12番目と13番目に重いジュニアミドル級とミドル級で複数の世界王者を輩出しているにもかかわらず、11番目のウェルター級ではまだ一人の世界王者も生み出せないまま、JBC創設から70年以上が過ぎてしまっています。

そして、日本人にとってフェザー級もまたウェルター級に近似した矛盾を抱えたクラスです。

これまでジュニアフェザー級で12人、ジュニアライト級で10人の世界王者を生み出して来た二つの階級に挟まれたフェザー級はわずか5人しかタイトルを掴んでいないのです。

階級の歴史としては長いフェザー級で王者が生まれにくい理由は「オリジナル8の敷居の高さ」に尽きます。

20世紀まではオリジナル8と水増し階級の間にははっきりとした境界線が存在しました。

日本人はジュニアウエルター級やジュニアミドル級のタイトルに挑戦、王者になることはあっても、ウェルター級やミドル級には挑戦することもままならず、ウェルター級では1人の王者も生み出せていません。

また、ミドル級でも竹原慎二と村田諒太という特殊事情を抱えていた二人が王者に就きましたが、簡単にタイトル挑戦、王者誕生が日常茶飯事の軽量級とは明らかに難易度とチャンスの数が異なります。

現在、日本人の世界王者はストロー級(WBC重岡優大/WBA重岡銀次朗)、ジュニアフライ級(リング誌・WBA・WBC寺地拳四朗)、フライ級(WBAユーリ阿久井政悟)、ジュニアバンタム級(WBA井岡一翔/WBO田中恒成)、バンタム級(WBA井上拓真・WBC中谷潤人)、ジュニアフェザー級(Undisputed Champion井上尚弥)と下から綺麗に6階級を埋めて9人がストラップを掴んでいます。

阿部がロペスを大番狂せで下してIBFフェザー級のベルトを掻っ攫うと、下からきっちり段階を踏んで7階級目、そして最重量の世界王者となります。

そして、フェザー級では柴田国明、西城正三、長谷川穂積、越本隆志、粟生隆に続く史上6人目のチャンピオン。


日本人にとって、今なお分厚い壁であり続けているフェザー級。

サラリーマンとの二刀流サウスポーが、元サッカー選手で頑健な肉体を持つロペスからベルトを奪えるか?