2月24日 両国国技館

コミッション:日本ボクシングコミッション
プロモーター:本田明彦(帝拳プロモーションズ)



増田陸 vs ジョナス・スルタン

26歳の増田はこれがプロ5戦目。

昨年8月に日本バンタム級王者・堤聖也との激闘で惜敗、再起戦になります。

32歳のスルタンは2017年に大番狂せでジョンリール・カシメロを下し、翌年にIBFジュニアバンタム級王者ジェルウィン・アンカハスとのフィリピン対決で完敗。

なぜかWBO7位につけていますが、現在のスルタンにまともな世界ランカーの実力はありません。毎度見事な帝拳セレクションです。

bet365のオッズはスルタン勝利が4/5(1.8倍)、増田が10/11(1.91倍)。

現在のWBO王者はジェイソン・モロニー。強打者で知られたジェイソンですが、井上尚弥に倒れされてからは重心を落としたパンチが打てなくなり、KOしたのは下から上がってきてさらに打たれ弱くなったバージョンのアストン・パリクテだけ。いつ負けてもおかしくない穴王者です。

5月12日のジョージ・カンボソスJr.とワシル・ロマチェンコのビッグファイトの前座に安全な挑戦者を選んで2度目の防衛戦を行う予定ですが、ここで陥落しても誰も驚きません。




WBAバンタム級タイトルマッチ
©️井上拓真 vs ジェルウィン・アンカハス

28歳の拓真は、昨年4月にリボリオ・ソリスを判定で押し切って拾ったWBAストラップの初防衛戦。

アンカハスはフェルナンド・マルチネスとの2連戦で同じようなパターンで完敗、ボクシングIQの低さを改めて露呈した前IBFジュニアバンタム級王者。まだ32歳という年齢は不気味ですが、ファイターとしてのピークは過ぎています。

とはいえ、41歳のソリスを仕留めることのできない拓真の攻撃力では、アンカハスを下がらせることはできないでしょう。

それでもオッズ(ウィリアム・ヒル)は拓真の8/15(1.53倍)、アンカハス6/4(2.5倍)と、PFPファイターの弟を支持。

ボクシングファンとしては、王者のままの拓真を中谷潤人や那須川天心が下して、コーナーで弟を慰める尚弥に対戦を申し込むーーーというのが理想のストーリーですが、その前に王座を滑り落ちても誰も驚きません。





WBCバンタム級タイトルマッチ
©️アレハンドロ・サンチアゴ vs 中谷潤人

こちらのカードは中谷が負けると誰もが驚きますが、バンタム級デビューで心身ともにタフなメキシカンというのはちょっとした試練です。

井岡一翔を苦しめたフランシスコ・ロドリゲス、ファン・フランシスコ・エストラーダを追い詰めたアルヒ・コルテスには最終回まで粘られた中谷が減量苦から解放されてどこまでパワーアップしているのか?

ウィリアムヒルは中谷が1/6(1.67倍)、サンチアゴ9/2(5.5倍)。専門家予想も挑戦者が圧倒的有利と見ています。

「ちょっとした試練ですらなかった」と呆れる強さを期待してます!





WBOジュニアバンタム級王者決定戦
田中恒成 vs クリスチャン・バカセグア


こちらもいい感じのメキシカンを仕込みました。



10年間、全28試合を母国メキシコに幽閉されていた未知の強豪、WBO2位バカセグア。

28歳の21戦目、世界最短の4階級制覇を「圧倒してKOする」と〝公約〟。

両者のスピード差は歴然としているだけに、前半決着もありそうです。

ウィリアム・ヒルの叩いた田中恒成1/7(1.14倍)、バカセグア9/2(5.5倍)という掛け率も、26歳のメキシカンにかなり好意的に映りますが、さて?