世界バンタム級シーンは「主要4団体全てを日本人が独占する可能性がある」(長谷川穂積)という、4Belt -Era ならではの〝活況〟を呈しています。
充実した日本人のフォーメーションを見渡す前に、バンタム級の10年を振り返ると、アルファベットタイトルは2010年代に入って不安定な王者が同時多発的に出現、レベルが一気に下がってしまいます。
WBAでは2015年9月にPFPファイターのアンセルモ・モレノが7年4ヶ月、12連続防衛していた政権を凡庸なファン・カルロス・パヤノに明け渡しました。この老舗ベルトはパヤノからラウシー・ウォーレン、ザナト・ザキヤノフ、ライアン・バーネット、ノニト・ドネアと短命王者の腰を流転。
WBCストラップは2011年にやはりPFPファイターのドネアがジュニアフェザー級進出のため返上、同年11月に空位の王座に座った山中慎介が6年弱の間に12連続防衛。2017年に山中からタイトルを強奪したルイス・ネリが再戦で山中との体重超過・王位剥奪されると、ウォーレンと決定戦を争ったノルディーヌ・ウバーリ、2021年には10年ぶりに老雄ドネアの元に戻ってきました。
IBFは2012年、PFPファイターのレオ・サンタクルスがジュニアフェザー級に進出するとジェイミー・マクドネル、ポール・バルター、スチュアート・ホール、リー・ハスキンス、ライアン・バーネット、エマヌエル・ロドリゲスと短期間で王者が目まぐるしく交代。
WBOでも2013年8月に亀田和毅がピックアップすると、プンルアン・ソー・シンユー、マーロン・タパレス、ゾラニ・テテ、ジョンリール・カシメロ、ポール・バルターとベルトは無造作にバケツリレーされてしまいます。

【2019年4月のバンタム級シーン(リング誌から)】

【2024年2月のバンタム級シーン】
現在のバンタム級シーンは、モンスター上陸前の低レベル状態から脱しているのか?と聞かれると、井上の拳に直接・間接的に倒された落武者が王者に就いており、モンスターの影を感じさせない中谷潤人を例外にして症状は悪化しているようにすら見えてしまいます。
もちろん、その点もあって「日本人独占」の期待が大きく膨らんでいるのですが…。
「Japanese Sweep」が完成すると、ファイティング原田、井上尚弥に続く、史上3人目のバンタム級Undisputed championへの統一戦がスムースに行われると見込まれます。
充実した日本人のフォーメーションを見渡す前に、バンタム級の10年を振り返ると、アルファベットタイトルは2010年代に入って不安定な王者が同時多発的に出現、レベルが一気に下がってしまいます。
WBAでは2015年9月にPFPファイターのアンセルモ・モレノが7年4ヶ月、12連続防衛していた政権を凡庸なファン・カルロス・パヤノに明け渡しました。この老舗ベルトはパヤノからラウシー・ウォーレン、ザナト・ザキヤノフ、ライアン・バーネット、ノニト・ドネアと短命王者の腰を流転。
WBCストラップは2011年にやはりPFPファイターのドネアがジュニアフェザー級進出のため返上、同年11月に空位の王座に座った山中慎介が6年弱の間に12連続防衛。2017年に山中からタイトルを強奪したルイス・ネリが再戦で山中との体重超過・王位剥奪されると、ウォーレンと決定戦を争ったノルディーヌ・ウバーリ、2021年には10年ぶりに老雄ドネアの元に戻ってきました。
IBFは2012年、PFPファイターのレオ・サンタクルスがジュニアフェザー級に進出するとジェイミー・マクドネル、ポール・バルター、スチュアート・ホール、リー・ハスキンス、ライアン・バーネット、エマヌエル・ロドリゲスと短期間で王者が目まぐるしく交代。
WBOでも2013年8月に亀田和毅がピックアップすると、プンルアン・ソー・シンユー、マーロン・タパレス、ゾラニ・テテ、ジョンリール・カシメロ、ポール・バルターとベルトは無造作にバケツリレーされてしまいます。

【2019年4月のバンタム級シーン(リング誌から)】
バンタム級がよく言えば群雄割拠、悪くいうと地盤沈下している2018年にPFPファイターのモンスターが乗り込んできたのですから、焼け野原にされるのは最初からわかりきっていたことでした。羊小屋に狼を放つようなものです。
井上尚弥が穴王者たちを砲撃・陥落させたしたオッズを振り返っても、WBAセカンド王者マクドネル戦が5−1(井上1.11倍/マクドネル5倍)。IBF(井上1.13倍、ロドリゲス5.5倍)。WBA(井上1.1倍、ドネア6.5倍)、WBC(井上1.67倍、ドネア5倍)、WBO(井上1.03倍、バトラー11倍)。
最もオッズや予想が接近したのがドネアとの再戦、39歳バージョンのフィリピーノ・フラッシュという、もはや勝負に関心が持てない試合が続きました。
PFPファイターはおろか、そこにアプローチする選手も皆無という状況で、PFPランキングを駆け上がっていた井上尚弥が完全統一を旗印にバンタム級に参戦したのです。
WBSS開幕前は万能型のロドリゲス、英国の人気者ライアン・バーネット、スタイリッシュな強打者ゾラニ・テテが井上の対抗馬と見られていましたが、バーネットとテテは大番狂せで敗れてトーナメントから振り落とされ、井上戦前のロドリゲスはジェイソン・モロニー戦で脆弱な精神を露呈してしまっていました。
PFPファイターはおろか、そこにアプローチする選手も皆無という状況で、PFPランキングを駆け上がっていた井上尚弥が完全統一を旗印にバンタム級に参戦したのです。
WBSS開幕前は万能型のロドリゲス、英国の人気者ライアン・バーネット、スタイリッシュな強打者ゾラニ・テテが井上の対抗馬と見られていましたが、バーネットとテテは大番狂せで敗れてトーナメントから振り落とされ、井上戦前のロドリゲスはジェイソン・モロニー戦で脆弱な精神を露呈してしまっていました。

【2024年2月のバンタム級シーン】
現在のバンタム級シーンは、モンスター上陸前の低レベル状態から脱しているのか?と聞かれると、井上の拳に直接・間接的に倒された落武者が王者に就いており、モンスターの影を感じさせない中谷潤人を例外にして症状は悪化しているようにすら見えてしまいます。
もちろん、その点もあって「日本人独占」の期待が大きく膨らんでいるのですが…。
「Japanese Sweep」が完成すると、ファイティング原田、井上尚弥に続く、史上3人目のバンタム級Undisputed championへの統一戦がスムースに行われると見込まれます。
日本人4団体独占から、Undisputed champion誕生へ。
〝モンスター焼け野原・再興トーナメント〟。
現在、WBAで井上拓真、WBCで中谷潤人と「独占」の進捗状況は50%。
残るIBF王者ロドリゲスと、WBO王者モロニーの首を誰が斬り落とすのか?
拓真と中谷は外国人勢力からタイトルを守れるのか?
昨日、バンタム級参戦を表明した軽量級随一のレガシーを持つローマン・ゴンサレスは絡んでくるのか?
ファン・フランシスコ・エストラーダとバム・ロドリゲスを撃退して井岡一翔が5階級制覇を狙って乗り込んでくるとしたら、これ以上のストーリーはありません。
〝モンスター焼け野原・再興トーナメント〟。
現在、WBAで井上拓真、WBCで中谷潤人と「独占」の進捗状況は50%。
残るIBF王者ロドリゲスと、WBO王者モロニーの首を誰が斬り落とすのか?
拓真と中谷は外国人勢力からタイトルを守れるのか?
昨日、バンタム級参戦を表明した軽量級随一のレガシーを持つローマン・ゴンサレスは絡んでくるのか?
ファン・フランシスコ・エストラーダとバム・ロドリゲスを撃退して井岡一翔が5階級制覇を狙って乗り込んでくるとしたら、これ以上のストーリーはありません。
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フシ穴の眼
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