意外にもこのコーナーでは初登場のフリオ・セサール・チャベスJr.。

ボクサーにとって最も恥ずべきは、全てのアスリートにも共通するドーピング、そして体重超過、リングの中で試合を放擲すること、素人とのボクシングマッチで敗北すること、さらに刑事犯罪などなど…。

その全てをコンプリートしている〝神の子〟は1月8日、AR型のシリアルナンバーのないゴーストライフル(アシが付かないことから犯罪に使われることが多い)を二丁所持していたことで逮捕、起訴。

1月11日に、精神錯乱と薬物依存の入院治療を受けることを条件に、5万ドルで釈放されました。

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チャベスJr.の〝ルーキー時代〟は、カネロ・アルバレスよりも輝いていた時代もありました。


偉大な父親と、その名前に付きまとわれる哀れな息子…。

何をやっても「父親は偉大なのに」と、常に比較され続けてきた人生。

チャベスJr.の肩を持つのもどうかと思われますが、彼がプロボクサーの道を選んだ時点で屈折した悲しい人生を送ることが決定していたような、そんな気もしてきます。

精一杯の愛情を注いできた父親に「俺を殺そうとしている、このクズめ」と暴言を繰り返し、「妻が毒殺しようとしている」と食事をひっくり返し暴れる日々…。

家族が可哀想になりますが、やはり一番不幸なのは狂乱してしまったチャベスJr.です。



37歳。ボクサーとしてリングに戻るには年を取りすぎたかもしれませんが、まだまだ若い。人生は長い。