SANKYO presents
LIFETIME BOXING FIGHTS 18

Sunday 31, December 2023

  
Ota-City General Gymnasium, Tokyo
commission:Japan Boxing Commission
matchmaker:Takuya Kiya



面白い試合を散りばめた、良いイベントでした!



比嘉大吾vs ナワポン・カイカンハ

比嘉の勝利が1/4(1.25倍)、カイカンハ3/1(4倍)。

現実の実力差はもう少し開いてる気もしますが、WBCフライ級王座陥落後の比嘉の評価が、液状化していることを反映しているのでしょう。

比嘉が4回2分29秒KO勝ち。危なっかしい場面もありましたが、比嘉らしさは戻ってきたのかな。


堤駿斗vs ルイス・モンシオン・ベンチャーラ

堤の勝利が1/20(1.05倍)、ベンチャーラ8/1(8倍)。

堤が3回2分14秒でストップ勝ち。堤はプロ4戦目で初のKO。

ベンチャーラはWBAフェザー級15位ですが、アルファベット団体のランキングを真に受けて世界15位と考えるボクシングファンは世界中探しても誰もいないでしょう。

それでも、堤に世界挑戦目前の実力があることはよく伝わる内容でした。

この階級で井上尚弥に先乗りすると面白い展開になります。

しかし「(レベルも上がって興業的にも)日本が好き勝手出来なくなる」(村田諒太)最初のクラスだけに、世界挑戦も簡単にはいかないでしょうが…。



井岡一翔vsホスベル・ペレス

井岡が、7ラウンド2分44秒KOで初防衛に成功。

ペレスはアルテム・ダラキアン戦に続いて2度目の世界挑戦に失敗。ダラキアン戦で見せた強さを感じられなかったのは、井岡がそういう(相手の長所を殺す)タイプだからでしょう。

序盤で主導権を握った井岡が5ラウンドに2度のダウンを奪って、試合の趨勢は決定的に。

フィニッシュブローは右ショートでしたが、そこまでに蓄積された心身のダメージを閉じ込めていたダムが一気に決壊してしまった、そんな感じのカウントアウトでした。

世界戦22勝はもちろん偉大な数字ですが、井上尚弥だけでなく、これから重岡銀次朗らがどんどん更新してゆくはずです。

さて、井岡も来年3月で35歳。数字ではない、爪痕をキャリアの有終に刻めるでしょうか。