今週末、SHOWTIMEが最後のPPVイベントを開催します。

釈迦に説法ですが、PPVはテレビ局が組んだ年間の番組予算では捻出できないファイトマネーが発生するスター選手の試合を組むために、視聴者からその試合(興行)を観るためだけに課金する費用です。

「米国のボクシングはPPVが基本」なんていうのは大間違いで、大手ケーブルTVが仕掛けるPPVは非常にレアなイベントで、番組予算でカバーするのが基本です。

しかし、ボクシング市場の縮小に歯止めがかからず、HBOとSHOWTIMEの番組予算が毎年削減される中で、従来はスター選手限定だったPPVが準スター、準々スターにまで降りてきました。

週末、日本時間日曜日に行われる「デビッド・べナビデスvsデメトリアス・アンドラーデ」もそんなカードと言って良いでしょう。

ベナビデスの保持するWBC暫定のスーパーミドル級王座がステイク。勝者はUndisputed championのカネロ・アルバレスとのメガファイトに駒を進めると、ぶち上げていますが果たしてそうなるかどうか?

人気のないアンドラーデが番狂せを起こすと、交渉は難航しそうです。

ちなみにオッズはスーパーミドル級を主戦場にしてきたベナビデス2/7(1.29倍)、ジュニアミドル・ミドル級でストラップを掠め取ったアンドラーデが5/2(3.5倍)。

人気階級、無敗同士の激突、アンダーカードも充実しているにもかかわらず、ミケロブウルトラ・アリーナ(マンダレイ・ベイ)というのもこのカードの実態を物語っています。



HBOの24/7と並んで名作、傑作が多かったALL ACCESSもこれで見納め。


SHOWTIMEがボクシング番組に参入した1986年は、まさに私が米国ボクシングへの興味を膨らませていた時期で、HBOに続き2大ケーブルが番組予算を立てて、ボクシングを提供してくれることにワクワクしたものでした。


Hello,Goodbye.

ネットストリームはSHOWTIMEやHBOのように、40年後も私たちボクシングファンに愛され続けているでしょうか…?

それとも、死に体の市場を掻き回すだけ掻き回して、高額の課金を強いてくるのでしょうか?

あるいは、どこかで見切りをつけてボクシングをほっぽり投げるのでしょうか?