井上尚弥の4階級。

108ポンド(2014年4月6日)、115ポンド(2014年12月30日)、118ポンド(2019年5月18日)、122ポンド(2023年7月25日)。※(カッコ)は世界タイトル獲得の日時。

その直前の階級勢力図をリング誌ランキングから見直します。

まずは、108(ジュニアフライ)=左=と、115(ジュニアバンタム)=右=。

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WBC王者アドリアン・エルナンデス挑戦前の井上は、ジュニアフライ級9位。

一応、世界王者でも長谷川穂積戦前のフェルナンド・モンティエルと、井上戦前の〝10年無敗の絶対王者(笑うとこです)〟ジェイミー・マクドネルも9位でしたが、アルファベットタイトルを持っていたにもかかわらず9位、彼らは非常に低い評価でした。

逆に、アルファベットを持っていないにもかかわらず9位に序列された井上は、非常に高い評価を得ていたことになります。

4位のエルナンデスは4団体のタイトルホルダーとしては最低評価、モイセス・フエンテスより下。リング誌は、階級最強をドニー・ニエテスか井岡一翔と目していました。

この時点のエルナンデス狙いは当然です。井岡とは試合が成立するわけがなく、ニエテスは危険すぎます。

突っ込むところがあるとしたら「限界通り越した減量なんてせずにジュニアバンタムかバンタムでデビューしていたら、今頃は…」ということでしょうが、それは結果論。

この時点で、井上がどこまでの器のファイターか、誰もしっかり把握していませんでした。



続いて、井上が飛び込む直前の115(ジュニアバンタム)。1位は39歳のオマール・ナルバエスですが、結構なメンツが控えています。

2位がカルロス・クアドラス、3位にシーサケット・ソールンビサイ、8位のオーレイドン・シスマーチャイは井岡にストロー級タイトルを奪われた元王者、井岡にしか負けずにジュニアバンタムまで行進してきたのです。

そして5位にはゾラニ・テテ。

ここも、ファン・カルロス・レベコのWBAフライ級狙いだった井上が、同じアルゼンチンのマネージャー傘下のナルバエスに路線変更したもので「全盛期のクアドラスやテテとやっていたら」というのは結果論。


以上のように、この2階級はそれなりのレベル、陣容だったのです。