まだ「大新聞」という言葉が死語ではなかった時代。

そんな時代の名残りは、今ではどこにも見当たらないが…。

…いや、将棋やスポーツイベントの主催にその名をとどめていることはある。

今では悪い冗談にしか聞こえないだろうが、朝日新聞に権威があった時代だ。

そんな格式高い朝日新聞が肝入りで創刊したのがリベルタン誌だった。

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升田幸三vs小池重明。

〝プロ殺し〟の異名を持つ最強の真剣師と、とうの昔に隠遁した伝説のプロ棋士の一騎打ち。

またしても、リベルタン誌が主催した。

雑誌が時代をリードしていた、そんな嘘みたいな時代に、嘘みたいな伝説の対局の火蓋が切られた。

実力最強、35歳の〝プロ殺し〟小池。

対するは、史上初の全冠独占王者は過去の話、引退して3年が経つ63歳の升田。

どう考えても升田に勝ち目はなかった。

もし、ウィリアム・ヒルがオッズを出していたら…いやそれはない。なぜなら賭けが成立しないほど、両者の実両差は大きいと見られていたからだ。

小さな将棋盤は弱肉強食だけがルールのジャングル。

もう一つのランブル・イン・ザ・ジャングルのゴングが鳴った。

日本風に言えば〝広尾羽澤ガーデンの奇跡〟か。






…通勤途中の数駅で書くには、ちょっと吐き出すことが多すぎました。

尻切れトンボですが、続きはまた。