私がボクシングに興味を持ったのは、1980年代のことでした。

ボクシングというよりも、いろんな物事が少しだけ見えてきてスポーツや映画、文学など学校では教えてくれない面白いものにどんどん、逆芋蔓式に惹き込まれていったのが1980年代でした。

「今」、あれから五つ目のディケイドを数えています。

西暦の節目で切り取る10年に特別な意味がどこまであるのかはさておき、10年区切りの過去をプロボクシングのリングを中心に振り返ってゆきます。

まずは1980年代。

当時は、当たり前のことながら、1980年代が「今」でした。

時代が「過去」になって、「今」のときには見えなかった多くのものが見えてくることがあります。

もちろん、それは皮肉のソースがたっぷりかけられた結果論で、正面から向き合っていた「今」こそが真実なのですが。



「今」から43年前、1980年に舞い戻ります。