ハンス・オプト、エディ・ジョーンズ、トム・ホーバス。
サッカー、ラグビー、バスケ。団体球技の夜明けを手繰り寄せたのが外国人監督であったことは単なる偶然ではなかったのかもしれません。
彼らは、選手との対話を完全に閉ざすことはありませんでした。
「こんな練習をしたら死ぬ」と拒否反応を示した選手に「練習で死んだ奴はいない」と恐るべき「量」を押し付けたジョーンズの同点狙いの指示を潔しとせず、スクラムを選択した2015年W杯の南アフリカ戦。
自分の指示に従わなかった選手たちを見るジョーンズの目は、どこか優しげですらありました。
外国人監督ではありませんが、栗山英樹はもちろん、代表チームのレベルが跳ね上がったサッカーで監督に就いた森保一もまた選手に非常に近い監督です。
代表選手から見ると、特に栗山の選手時代は特別なものではなかったということが言えます。
選手が監督をリスペクトしないというリスクは孕みますが、選手と監督の意見交換がスムースになるという大きなメリットも生まれやすくなります。
一方で、王貞治やジーコになると、気軽に反対意見は言いにくいでしょう。それでも、選手はもちろん、対戦相手からのリスペクトは絶大。
国際試合で相手チームの首脳陣がジーコに礼を尽くして挨拶に来る(つまりジーコから挨拶に行くことはほとんどない)光景は、まだ自信が固まっていないチームにとって心強かったはずです。
一方で、長嶋茂雄のような圧倒的な存在感がある象徴天皇的な監督像も、成熟し切ったチームではありでしょう。
さらに、采配も技術論も高い次元で結晶した落合博満のような監督も、もちろんありです。
高校生でもラプソードを利用して練習する今の時代では、コーチの細かい技術指導的役割は減り、選手が力を発揮しやすい環境を作り上げるモチベーターとしての仕事範囲が増えているように思えます。
それでも、まだ自分の成功体験を押し付ける監督、指導者も少なくありません。
例えば、阪神時代の藤浪晋太郎、彼の制球難を強制するために「サイドスロー転向」なんて選択を強要していたら…世界の宝をドブに捨てる、古代ギリシャ時代の貴重な金貨を溶かす作業だったでしょう。日本だと、それ、やりかねません。
もちろん、人に教える、何かを伝えるのは「自分の成功体験」を還元させる作業です。そのまま押し付けたら、とんでも無いことになるのは言うまでもありません。
三冠王・落合を作り上げた礎は、野球が大好きなのに先輩後輩の理不尽な関係などに嫌気がさして鬱々とした思いでプロボウラーを目指した日々でした。
大好きな野球を思う存分出来る、そうなったときの喜び、鬱積されたエネルギーの爆発はどれほど凄まじいものだっったのか想像もつきません。
しかし、彼の成功体験で還元して良いのは「野球を好きになってとことん追求すること」だけです。それ以外の人生の回り道はもちろん、神主打法も押し付けたり、選手も真似してはいけません。
…また、また正解のないお話が始まりました。
理想の監督像とは?
サッカー、ラグビー、バスケ。団体球技の夜明けを手繰り寄せたのが外国人監督であったことは単なる偶然ではなかったのかもしれません。
彼らは、選手との対話を完全に閉ざすことはありませんでした。
「こんな練習をしたら死ぬ」と拒否反応を示した選手に「練習で死んだ奴はいない」と恐るべき「量」を押し付けたジョーンズの同点狙いの指示を潔しとせず、スクラムを選択した2015年W杯の南アフリカ戦。
自分の指示に従わなかった選手たちを見るジョーンズの目は、どこか優しげですらありました。
外国人監督ではありませんが、栗山英樹はもちろん、代表チームのレベルが跳ね上がったサッカーで監督に就いた森保一もまた選手に非常に近い監督です。
代表選手から見ると、特に栗山の選手時代は特別なものではなかったということが言えます。
選手が監督をリスペクトしないというリスクは孕みますが、選手と監督の意見交換がスムースになるという大きなメリットも生まれやすくなります。
一方で、王貞治やジーコになると、気軽に反対意見は言いにくいでしょう。それでも、選手はもちろん、対戦相手からのリスペクトは絶大。
国際試合で相手チームの首脳陣がジーコに礼を尽くして挨拶に来る(つまりジーコから挨拶に行くことはほとんどない)光景は、まだ自信が固まっていないチームにとって心強かったはずです。
一方で、長嶋茂雄のような圧倒的な存在感がある象徴天皇的な監督像も、成熟し切ったチームではありでしょう。
さらに、采配も技術論も高い次元で結晶した落合博満のような監督も、もちろんありです。
高校生でもラプソードを利用して練習する今の時代では、コーチの細かい技術指導的役割は減り、選手が力を発揮しやすい環境を作り上げるモチベーターとしての仕事範囲が増えているように思えます。
それでも、まだ自分の成功体験を押し付ける監督、指導者も少なくありません。
例えば、阪神時代の藤浪晋太郎、彼の制球難を強制するために「サイドスロー転向」なんて選択を強要していたら…世界の宝をドブに捨てる、古代ギリシャ時代の貴重な金貨を溶かす作業だったでしょう。日本だと、それ、やりかねません。
もちろん、人に教える、何かを伝えるのは「自分の成功体験」を還元させる作業です。そのまま押し付けたら、とんでも無いことになるのは言うまでもありません。
三冠王・落合を作り上げた礎は、野球が大好きなのに先輩後輩の理不尽な関係などに嫌気がさして鬱々とした思いでプロボウラーを目指した日々でした。
大好きな野球を思う存分出来る、そうなったときの喜び、鬱積されたエネルギーの爆発はどれほど凄まじいものだっったのか想像もつきません。
しかし、彼の成功体験で還元して良いのは「野球を好きになってとことん追求すること」だけです。それ以外の人生の回り道はもちろん、神主打法も押し付けたり、選手も真似してはいけません。
…また、また正解のないお話が始まりました。
理想の監督像とは?
コメント
コメント一覧 (6)
フシ穴の眼
が
しました
それまで過去最高順位、3位(1回のみ)、優勝前3年連続最下位で他球団のカモ扱いされていたようなカープが、開幕15試合のみで監督を辞任したジョー・ルーツ氏の後、 古葉竹識さんが監督になられた年にリーグ優勝、その後日本一3回で毎年優勝争いの常勝チームとなりました。幼少ながら何が起こったのか不思議でしたが、至福の期間でした。(おぼろげながら日本シリーズは休憩時間に、教員室に見に行った記憶があります。)
機動力野球の古葉監督、ありがとうございました。
フシ穴の眼
が
しました
ただ早実で甲子園優勝、巨人で優勝を経験しホームラン王のタイトルをなんど獲得した王監督もダイエーホークス時代になかなか勝てずに卵をなげつけられた屈辱をうけながらも優勝しホークスを常勝に導いたこともあります。どうなることやら
フシ穴の眼
が
しました