スポーツの世界で最も信じてはいけないもの、それは数字です。

ボクサーなら戦績、プロ野球選手なら打率や防御率…それはいずれも紛うことない事実です。

しかし、その事実は過去の数字。明日を保証してくれるものではありません。

それでも、そんななんの裏書きにもならない過去の数字と事実の羅列から、1人のプレイヤーの実態が生々しく浮かび上がるように見えることがあります。

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本文とはあまり関係がありません。
昨日、藤浪晋太郎は3-10と7点ビハインドの8回から6番手として登板。1イニングを無失点に抑えました。
「敗戦処理のような気楽な場面での1イニングなら、好投することがある」と、わかった気になっている多くの藤浪ウォッチャーにとっては想定内のことでしょう。

そして「最速102マイル(約164・2キロ)」「5試合連続無失点で防御率は9・14」という数字からも、藤浪晋太郎という投手の輪郭線がはっきり視認できたつもりになっているのかもしれません。

数字の他にも、スポーツの世界で最も信じてはいけないものがあります。

したり顔の技術論、いや、結果論です。

藤浪の永遠のライバル、大谷翔平が故障で2本の刀を抜けなかったとき、多くの人が「どちらかに絞るべき」と決めつけていましたが、2021年からはそんな声が全く聞こえなくなってしまいました。

数字もしたり顔の技術論も、いずれも事実ですが過去のことであり、結果論という性格が染み込んだもので、明日の話ではないのです。

さて、明日の話をしましょうか。