箱根駅伝を関東学連の既得権益のまま、全国解放しないことで都合が良いのは関東学連だけです。

再来年以降も全国開放するなら、今回の予選会には将来の本戦出場に向けてのテストマッチとしてもっと多くの大学が参加したはずです。

しかし、来年の第100回記念大会だけですぐ門を閉ざすのでは、テストマッチとしての意味すらありません。ただ、負けに行く、それだけです。

それでも、選手は出場したいでしょう。

箱根に挑戦を表明しているのは立命館大、大経大、愛工大。

大谷翔平じゃありませんが「無理だと言われたことをやれ」ってとこですね。

大谷は自信があったでしょうが、彼らは全日本で上位15位までを(箱根に優先順位を置く)関東勢が占めた現実や、そもそもの持ちタイムから予選突破があり得ないこと、惨敗を覚悟しての出場です。

もちろん、スポーツは何が起こるかわからない世界です。大きなモチベーションに引き上げられて、周囲が驚く大幅な自己記録更新を果たす選手なんていくらでもいます。

しかし、今回はそれを出場する全10人でやらなければならない、やっても予選突破できるかどうかわからない、という力量差です。

むしろ、普段以上の走りをしなければならないという力みが入って、ブレーキを起こす選手が出てくるかもしれません。

彼らが立ち向かおうとしているのは、普段の実力を100%出せばなんとかなるという高さの壁ではないのです。

予選会は10月14日の土曜日。陸上自衛隊立川駐屯地スタート、立川市街地を巡って国営記念公園でゴールするコースで行われます。

今年も、日テレGタスなんかで完全生中継されるのでしょうか?

かつては11月に行われていた予選会。10月だとまだ強烈な残暑が居座っているかもしれません。

「絶対無理」と決めつけられた戦いに、敢えて挑む彼らの散り際を、しっかり見届けてやりましょう。