日本列島から国民的英雄が姿を消してから、長い長い時間が経ちました。

国民的英雄に明確な定義はありませんが、モハメド・アリやマニー・パッキャオを表現するときに使われる〝bigger than boxing〟という言葉が一つの尺度になるかもしれません。

文字通り当該スポーツの世界をぶち破って注目されるということです。

IMG_1196
IMG_0437
パッキャオがカバーしたのはアジア版(米国版の表紙はヒラリー・クリントン。ちなみにクリントン夫妻はパッキャオのファン)。大谷は米国、アジア共通でカバー。

ニューヨークタイムズ紙やタイム誌などの一般メディアや、GQ誌などのファッション誌をで大々的に特集されるというパッキャオの軌跡を、大谷翔平はなぞっています。

そして、その衝撃度はメジャースポーツの野球と、マイナースポーツのボクシングという差以上に大きな開きがあるように思えます。

野球に全く興味のないはずの英国BBCまでが大きく報道する大谷翔平は〝bigger than MLB〟〝bigger than  WBC〟とみなして全く差し支えないでしょう。

そして、日本中が盛り上がったWBCも、大谷翔平が出場するWBCだから、あれほど巨大なムーブメントを巻き起こしたのです。

それは、同じマグニチュードで盛り上がったサッカーやラグビーのW杯の〝アフター〟との違いを比較すると明らかです。

日本列島はサッカーやラグビーのW杯に熱狂し、〝大谷翔平が出場する〟WBCに熱狂したのです。

五輪期間中も「東京2020よりも大谷の試合を流せ」。そんな声の正誤はともかく、ユニコーンが持続的に日本中を惹きつける強力な磁力を持っているのは間違いありません。
 


まだ2回の裏だというのに「大谷翔平は国民的英雄」と承認してしまいました。

しかし、まだまだまだまだ続きます。