私は大酒飲みである。

もちろん、自慢できることではない。

家でも外でも酒を飲む。

家で飲む分には大丈夫だが、外で飲むときはどこで飲むかは問題だ。

例えば昨日、土曜日。店も決めずに渋谷駅前集合などというのは自殺行為である。

そんな無謀な戦いの設定に何故か誰もがなし崩し的に「18:00に駅前集合」従ってしまったのである。

太平洋戦争開戦もこんな感じで投入してしまったのだろう。

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18:00頃の渋谷駅前である。

「桜も満開でハチ公も嬉しそう」なんて見えるとしたら大間違いである。

この写真には写っていない下のほうに、信じられない数の人々がひしめいているのだ。

そこは、多い時には一度に3000人、一日60万人以上が行き交う阿鼻叫喚のスクランブル交差点の全線基地である。

ちなみに鳥取県の人口が54万人。

人混み大嫌いな私がどうして「渋谷駅前18:00集合」に丸腰、無防備のまま引き摺り込まれてしまったのか。

他のメンバーは、私が必ず店を予約させるか、場所を変更させると思ってたと言うのだが、昨日に限っては何故か「渋谷駅前18:00集合」に、私も「きっと勝算(店を予約している)があるんだろう」と根拠もなく勝手に思い込んでいたのだ。

きっと、サッカーW杯のスペインやドイツも「日本には勝てるだろう」と根拠のない勝算に寄り添っていたに違いないのだ。

丸腰、無防備で渋谷駅前18:00に集合した15人以上のいい年した大人は「ちょっと探せば見つかるんじゃね」とあまりにも楽観的で無責任な発言をする者もいた。人類の歴史は、こんな輩が大惨事を繰り返してきた歴史でもあった。

私は「渋谷を撤退する」と強硬に宣言、河岸を変えることで最悪の事態は回避、有楽町の町中華で1次会という結果論的には大きな勝利を手にしたのであった。

危うくスペインやドイツのように渋谷の人混みの中に轟沈しそうな夜であった。