〝世界一〟奪還へ、また一歩前進です。

前回〝世界一〟の2009年大会ではイチローがチームの柱でした。

チームメイトの1人残らずが、イチローを尊敬し、信頼していました。

しかし、それはあまりにも硬質で、あまりにも高すぎる柱でした。

イチローがまさかの大不振に陥ったとき、チームも一緒に沈んでしまいました。

それでも、最後の最後にイチローが、イチローを凝縮したような決定的なタイムリーヒットを放って大団円を迎えるのです。

ドラマチックではありました。

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今回のサムライジャパンには大谷翔平という巨大なフラッグが翻り、ダルビッシュという兄貴分がまとめています。

この2人は、もしかしたらイチローよりも高い柱かもしれませんが、硬質感はありません。

もちろん「2009」から見ると、あのレベル、地球連合軍を編成しても間違いなく主力になる、プレーヤーが2人もいるというのはズルいと映るでしょうが。

「2009」は、イチローが凡退すると一緒に暗くなっていましたが、今回はダルビッシュが打たれても、大谷が打たれても、すぐに、本当にすぐに点を取り返す強さを見せています。

優勝候補のドミニカが一次リーグで敗退。続く強豪と評価されていた米国もスキだらけ。

「米国と日本のラウンドではレベルが違う」という意見もありますが、個としてはもちろん、チームとしてしっかり機能しているのは日本だけです。

戦前は優勝候補の3番手と見られていたサムライたちですが、もはや堂々の優勝候補筆頭。

とはいえ、太平洋を越えて北米大陸の西端、マイアミでは14時間もある時差とも戦わなければなりません。

準決勝は日本時間の21日。

サドンデスの決闘は、ついに敵地に舞台を移します。