■スーパーミドル級10回戦■
デメトリアス・アンドラーデvsディモンド・ニコルソン。

WBOミドル級王座を5度防衛したアンドラーデのスーパーミドル級進出の初戦。

怪我があったとはいえ、アンドラーデは2021年11月19日のジェイソン・クイグリー戦から14ヶ月のブランクを作ってしまい、現在34歳。

コロナ禍、怪我、そして人気階級の不人気実力者…。試合を組みにくいボクサーです。

対するニコルソンはエドガー・ベルランガのデビュー以来16試合連続1ラウンドKOの〝珍記録〟を止めて判定まで持ち込んだ〝メリーランド州最強〟の168パウンダー。

地味な実力者BooBooにとって、完勝だけが求められる一戦です。

アンドラーデ、あの剣道みたいなお面は何でしょう?それにしても、何をしても地味です。カネロ・アルバレスに貧乏神扱いされたのも頷けます。

初回ゴングと同時に襲いかかったのはアンドラーデ。目立ちたいという気持ちの現れか。

第2ラウンド、アンドラーデがスリップ気味のダウンを奪います。

第3ラウンドにニコルソンが右肩を痛めた模様。

第5ラウンドにニコルソンの左右ボディでアンドラーデが押し倒されるように尻餅するも、主審はダウンをとらず。

それにしても、試合に入っていけない空気作りの天才です、アンドラーデ。何がダメなのか、一つや二つじゃないです。

最終ラウンドに2度目のダウンを奪ったアンドラーデ。

素晴らしいテクニシャンの試合なのに、何か虚しい30分間でした。完封スコアで問題ありません。

しかし、BooBoo、勇気のかけらも持ち合わせていないテクニシャン、これでは売り物になりません。

オフィシャルは3者ともに100-88。

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■IBFウェルター級挑戦者決定戦■
ラシディ・エリスvsロイマン・ビリャ
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エリスは24戦全勝15KO無敗の26戦25勝1敗、ビリャは25勝1敗、25の勝利のうち24がKO。まとまったボクサーファイターのエリスと、乱打線を得意とするビリャ。年齢はともに29歳。

キャピタル・ワン・アリーナ、フルハウスです、あったまってきました。

前半はエリスがポイントを重ね、第7ラウンドからビリャが攻勢を強めますが、攻めあぐねます。

ところが、10ラウンドにビリャの連打でエリスがグロッギーに。疲れたエリスは逃げ切りモードに。

最終ラウンドにドラマ。

ビリャが痛烈なダウンを二つ奪います。このラウンドは10−7。いやあ、KOしたかった。オフィシャルは逃げ切られてしまったか?

11ラウンドまでの差は3ポイントでは済まなかったように見えますが…。

オフィシャルは113−113/114−112*2で…ビリャ!!!いやあ、大番狂わせと大逆転、一緒クタにしてビリャが勝利!!!
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見てください、このエゲつないスタッツ。この数字で勝者はビリャ、最高の気分でしょう。



■IBFウェルター級挑戦者決定戦■
ジャロン・エニスvsカレン・チュカジャン
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ブーツ・エニス1/25(1.04倍)、チュカジャン20/1(21倍)。オッズは大きく離れています。「前半でブーツがウクライナ人をストップする」と見られていますが…。

29戦全勝27KOのエニスが最終回のゴングを聞いたのは4回戦と6回戦で一つずつ、2試合だけ。2017年から6年間、ジャッジの手を煩わせることなく試合を終わらせてきました。

チュカジャンはデビュー2戦目で敗れたのが唯一の黒星で現在20連勝中、エニスより一つ上の26歳。

オープニングラウンドは、スイッチヒッターのエニスが前進、チュカジャンが慎重に様子見。

チュカジャンは右のカウンター狙いです。前半はポイント無視の構えでしょうか。何をやりたいのか、よくわかる選手です。良い意味で。

25−1のオッズがつく試合ではなくなっています。

前半6ラウンド終了、チュカジャンが取ったラウンドは一つあるかどうか?

さて、チュカジャンここから、どうするか?

エニスはキャリア初の7ラウンド突入。

期待していた決定的な場面がないまま、終盤へ。場内からブーイングも。

第10ラウンド、エニスのボディでチュカジャンが明らかに失速。12ラウンド終了。

これはこれで、ミスマッチの声もあったことを考えると、面白い試合でした。

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3者ともに120−108の完封劇。

チュカジャンがやりたいことは分かりましたが、エニスのスタミナとディフェンスが想定以上でした。



■WBAライト級セカンドタイトルマッチ■
ガーボンタ・デービスvsエクトル・ルイス・ガルシア
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やっとメインカード。無敗対決ですが、タンク・デービスがどう仕留めるか?

ガルシアにとってはチューンナップなしで1階級上のタンク・デービスに挑戦。

この第1ラウンド、両者とも様子見で終始。「これは振り分けられない」(ジョー小泉)という通り、10−10しか付けれません。
 
第3ラウンドまで、サウスポー同士、利き手の左パンチはデービスが4 /16 (25%)、ガルシア11 /31 (35%)。

ヒートアップしてきました。 

前半6ラウンドまでのスタッツはデービス56/164 (34%)、ガルシア43/237 (18%) 。

第8ラウンド、リングサイドで喧嘩。試合は一時中断。 このラウンド、デービスの左フックでガルシアがぐらつく。

このインタバルでガルシアが棄権。 ダメージが蓄積してたようです。 

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「右目の焦点が合わなくなった」というルイス・ガルシア側のコメントに、ジョー小泉は「バジャダレスみたいなこと言うな」と怒りを見せましたが、ガルシアはダメージあったでしょう。

バジャダレスとは違います。

「80年代はこんなことでやめなかった」というのも、タイトルの価値がここまで下落してることも原因でしょう。 

ここで無理しなくても、またチャンスはあります。