子供の運動能力が飛躍的に伸び、のちの成長やバランス感覚に大きな影響を与える9歳から12歳頃はゴールデンエイジと呼ばれています。
これはおそらくその通りで、ここでしっかりしたバランスの土台と感覚を覚えると、のちのちのトレーニング効果が変わってくると思います。
では、知能的なゴールデンエイジはどの年代にあるのでしょうか?
記憶力や知能的反射という点から考えると、おそらく運動のゴールデンエイジと変わらないような気もします。
藤井聡太の強さは、多分に若さに依拠しているように思えます。
もちろん、ゴールデンエイジなど将来トップレベルで戦うことを想定した場合の仮説であって、100メートルを10秒台で走る、東大や国立医学部に入るとかいうレベルなら「思い立ったが吉日」です。
昨年の夏に母校の現役高校生らと会ったとき、彼らの若さと感性の瑞々しさに驚いた一方で、自身がない子、自分の潜在能力を過小評価している子が多いことに軽い衝撃を受けました。
もちろん、彼らは運動ならきちんと考えて練習していないとか質がどうとかいう以前に、練習量が圧倒的に少ないし、勉強するにしても質や効率的以前に量が全く足りていません。
彼らとは、メール交換しながら運動や勉強の話をしてきました。
初対面のオッサンとのメールのやり取りなんてすぐ飽きるだろうと思ってましたが、意外なことに濃密なないよの相談を次から次へと持ちかけてくれています。
夏の別れ際に、陸上中長距離の子には「11月の地域の駅伝大会で結果が出なければ、このメールとかの指導も終わり。俺の指導が合わんかったということ」というようなことを伝えると、みんな「あと3ヶ月もないのにそんなの無理だ」と口を揃えたので「お前ら高校生やろ?そもそも全部まとめても36ヶ月しかない。3ヶ月で成果を上げられないなら、やめてまえ」と吐きました。
突き放すような言い方をしたので、メールもあんまり来ないかな、とか内容も恐々の遠慮がちになるかなと思いきや、全くそうではありませんでした。
その駅伝大会では見事入賞。私の先輩も「みんな泣いてるでぇ」と動画を送ってくれました。
ただ、よくよく聞くと私たちの時代で20校近く参加していた大会は10校まで減り、入賞というのも私たちの頃の6位から8位に拡大と、ボクシングでいうなら4団体17階級時代を迎えていたのでした。
「10校中8位を入賞って、なんかおかしくないか?」と意地悪する私に「成果を上げろってゆうたやん!最下位から8位入賞は成果とちゃうんか!」と嬉しそうに反論してくる高校生ども。
夏には過半数を占めた5000メートル18分30秒以上かかっていた子は1人もいなくなり、1人もいなかった16分台を2人も出していました。
数少ない記録会のチャンスで、全員が1分以上も自己ベストを短縮していたのです。
ちゃんと練習したら、成果が出るのは100%分かっていました。「亀からスッポンくらいに進化したな」と口では言いましたが、私の想像を超えてくれました。
もちろん、私の指導が良かったわけではありませんが、彼らのモチベーターにはなっているとメールのやり取りでも感じることができました。
15、16、17歳は、よくいうゴールデンエイジは過ぎていても、心身とも爆発的に成長するという時期です。その意味でも間違いなく、ゴールデンエイジです。
とはいえ、16分台までなら亀やスッポンでも出せますが、15分台になると壁は全く違う種類のものになります。さらに14分台は新しい景色です。13分台なら、比較対象が違うとはいえ、東大合格よりも間違いなく、はるかに難しい。
なんだろう、自分が関わった子が頑張って成長しているのを見るのは、自分が自己ベスト出したときとは、全く違う喜びがあります。
同じ大会で優勝テープを切ったときに、私は腕にテープを絡ませてくるっと回って体に巻きつけ、こっぴどく怒られたことがありました。
野球でも決定的なヒットを放って、これ見よがしなガッツポーズをして、やはり怒られたことが何度もありました。
野球の場合は対戦相手もやってるというのもありましたが、陸上では珍しく、他校でマネする選手が出て問題になり「野球とちゃうねんぞ」と怒られながら「いや、野球でも怒られるけどな」と思ってました。
夏の懇親会では先輩から「模試や講習で成績優秀者、あちこち受験して現金もらってたことや、駅伝でふざけたゴールしたとか武勇伝系の話は一切NG。知ってるOBがなんか言ってきても、そんなの全部ウソの噂、ゴールテープは精魂尽きてよろめいた拍子に絡みつきたいということやで」とクギを刺されていましたが、それは私もわかってました。
これから戦おうという子にとって、百害あって一利なしです。
そういう自己顕示欲に根ざす喜びとは、ずっと遠く離れた嬉しさが、教えた若い子の成長を見るときに湧き上がってくるもので、これがきっと年を取るということなんでしょう。
これはおそらくその通りで、ここでしっかりしたバランスの土台と感覚を覚えると、のちのちのトレーニング効果が変わってくると思います。
では、知能的なゴールデンエイジはどの年代にあるのでしょうか?
記憶力や知能的反射という点から考えると、おそらく運動のゴールデンエイジと変わらないような気もします。
藤井聡太の強さは、多分に若さに依拠しているように思えます。
もちろん、ゴールデンエイジなど将来トップレベルで戦うことを想定した場合の仮説であって、100メートルを10秒台で走る、東大や国立医学部に入るとかいうレベルなら「思い立ったが吉日」です。
昨年の夏に母校の現役高校生らと会ったとき、彼らの若さと感性の瑞々しさに驚いた一方で、自身がない子、自分の潜在能力を過小評価している子が多いことに軽い衝撃を受けました。
もちろん、彼らは運動ならきちんと考えて練習していないとか質がどうとかいう以前に、練習量が圧倒的に少ないし、勉強するにしても質や効率的以前に量が全く足りていません。
彼らとは、メール交換しながら運動や勉強の話をしてきました。
初対面のオッサンとのメールのやり取りなんてすぐ飽きるだろうと思ってましたが、意外なことに濃密なないよの相談を次から次へと持ちかけてくれています。
夏の別れ際に、陸上中長距離の子には「11月の地域の駅伝大会で結果が出なければ、このメールとかの指導も終わり。俺の指導が合わんかったということ」というようなことを伝えると、みんな「あと3ヶ月もないのにそんなの無理だ」と口を揃えたので「お前ら高校生やろ?そもそも全部まとめても36ヶ月しかない。3ヶ月で成果を上げられないなら、やめてまえ」と吐きました。
突き放すような言い方をしたので、メールもあんまり来ないかな、とか内容も恐々の遠慮がちになるかなと思いきや、全くそうではありませんでした。
その駅伝大会では見事入賞。私の先輩も「みんな泣いてるでぇ」と動画を送ってくれました。
ただ、よくよく聞くと私たちの時代で20校近く参加していた大会は10校まで減り、入賞というのも私たちの頃の6位から8位に拡大と、ボクシングでいうなら4団体17階級時代を迎えていたのでした。
「10校中8位を入賞って、なんかおかしくないか?」と意地悪する私に「成果を上げろってゆうたやん!最下位から8位入賞は成果とちゃうんか!」と嬉しそうに反論してくる高校生ども。
夏には過半数を占めた5000メートル18分30秒以上かかっていた子は1人もいなくなり、1人もいなかった16分台を2人も出していました。
数少ない記録会のチャンスで、全員が1分以上も自己ベストを短縮していたのです。
ちゃんと練習したら、成果が出るのは100%分かっていました。「亀からスッポンくらいに進化したな」と口では言いましたが、私の想像を超えてくれました。
もちろん、私の指導が良かったわけではありませんが、彼らのモチベーターにはなっているとメールのやり取りでも感じることができました。
15、16、17歳は、よくいうゴールデンエイジは過ぎていても、心身とも爆発的に成長するという時期です。その意味でも間違いなく、ゴールデンエイジです。
とはいえ、16分台までなら亀やスッポンでも出せますが、15分台になると壁は全く違う種類のものになります。さらに14分台は新しい景色です。13分台なら、比較対象が違うとはいえ、東大合格よりも間違いなく、はるかに難しい。
なんだろう、自分が関わった子が頑張って成長しているのを見るのは、自分が自己ベスト出したときとは、全く違う喜びがあります。
同じ大会で優勝テープを切ったときに、私は腕にテープを絡ませてくるっと回って体に巻きつけ、こっぴどく怒られたことがありました。
野球でも決定的なヒットを放って、これ見よがしなガッツポーズをして、やはり怒られたことが何度もありました。
野球の場合は対戦相手もやってるというのもありましたが、陸上では珍しく、他校でマネする選手が出て問題になり「野球とちゃうねんぞ」と怒られながら「いや、野球でも怒られるけどな」と思ってました。
夏の懇親会では先輩から「模試や講習で成績優秀者、あちこち受験して現金もらってたことや、駅伝でふざけたゴールしたとか武勇伝系の話は一切NG。知ってるOBがなんか言ってきても、そんなの全部ウソの噂、ゴールテープは精魂尽きてよろめいた拍子に絡みつきたいということやで」とクギを刺されていましたが、それは私もわかってました。
これから戦おうという子にとって、百害あって一利なしです。
そういう自己顕示欲に根ざす喜びとは、ずっと遠く離れた嬉しさが、教えた若い子の成長を見るときに湧き上がってくるもので、これがきっと年を取るということなんでしょう。
コメント
コメント一覧 (1)
15分台さ確かにまた違う努力をしなければ出ませんが、1人でも出ると良いですよね!
フシ穴の眼
が
しました