自分たちを競り落としたクロアチアがどこまで行くのか。

この過酷なノックアウトステージを、どの国が駆け上がってワールドカップを手にするのか。

そこを見ないとサムライブルーがこの大会で何を学び、何を間違ってしまったのかの総括も、現在の立ち位置も、わかりません。

現時点で言えることは、グループリーグで当たればドイツとスペインに何かの拍子に勝つことができるが、コスタリカには当たり前に負ける。

そして、ノックアウトステージではクロアチアと互角の戦いを繰り広げながら、PK戦で瓦解する。

それが、表層的な現在地点です。

PKは運。

野球のノーアウト満塁と一緒で、1点入るのが当たり前の状況で、最初の選手のミスは雪だるま式の重圧となってあとの選手にのしかかります。

ましてや、サッカーのPKは、1人の失敗が敗北に直結するのが普通です。

ましてや、3人。

サムライが運や、膨らむ重圧という負の連鎖に絡み取られたという側面はあったでしょうが、それだけでは無いようにしか見えませんでした。

「運なんてない。全ては技術の問題」というイチローの言葉が、氷雨が窓を叩く真夜中に突き刺さりました。


ドーハの悲劇も、ロストフの14秒も見事に乗り越えましたが、私たちがW杯のピッチで受けなければならない厳しい授業はまだまだ山積しているようです。

そして、気の遠くなる話ですが、それは一つずつでなければ突き破ることの出来ない、大きく分厚く重い壁なのかもしれません。

PKは運ではない。

少なくとも、クロアチア戦ではそうとしか思えませんでした。