Saturday 3, December 2022
  
Gila River Arena, Glendale, Arizona, USA
commission:Arizona Boxing & MMA Commission
promoter:Eddie Hearn
matchmaker:Kevin Rooney Jr

Juan Francisco Estrada
 vs
Roman Gonzalez


 「タイソン・フューリーvsデレク・チゾラ」と「ファン・フランシスコ・エストラーダvsローマン・ゴンサレス」 。

どちらも三部作の最終章という共通項はあるものの、世界的な注目度(興行規模)が全く違います。

そして、試合の興味深さも全く違います。 

ロンドンで行われた興行規模だけ馬鹿でかいメガファイトから、コアなマニアしか興味のないジュニアバンタム級の試合。 

またまたまた、ものすごい試合になってしまいました。前半はエストラーダ、後半はゴンサレス。

オフィシャルは、114-114/116-112 /115-113 のマジョリティデジションでエストラーダに凱歌があがりました。

二人合わせて2529発のパンチを交換した第2戦からは手数こそ減ったものの、激しくハイレベルなシーソーゲームが続きました。

PUNCHESESTRADAGONZALEZ
Total landed217201
Total thrown778732
Percent28%28%
Jabs landed2514
Jabs thrown226182
Percent11%8%
Power landed192187
Power thrown552550
Percent35%34%

ConpuBoxの数字からも、クロスファイトが浮き彫りです。

チョコラティトの決意が痛いほど伝わってきました。

私は114−114のドローと見ましたが「どちらが科学的に戦ったか」となると、今回は明らかにエストラーダ。

Estrada-Gonzalez 2 - Punch Stats

PUNCHESESTRADAGONZALEZ
Total landed314391
Total thrown12121317
Percent26%30%
Jabs landed1739
Jabs thrown395434
Percent4%9%
Power landed297352
Power thrown817883
Percent36%40%
 


2012年の第1戦から10年、3試合、濃密すぎる36ラウンド。

ガジョとチョコラティトが熱望した「明白な決着」には至りませんでしたが、井岡一翔や中谷潤人、田中恒成ら日本のタレントにとっての〝ラスボス決定戦〟 に勝ったのは32歳のメキシカン。

戦前「あと2〜3試合はできる」と語っていたニカラグア人の35歳は、まだトップ戦線にとどまる実力を持っていますが、偉大なキャリアに幕が降りる日が近づいています。

勝ち残ったガジョにしても、プライムタイムは過ぎ、井岡らにとって「リスクは軽減、メリットが大きい相手」になりました。

日本でビッグファイトをやりましょう。

さあ、来い!ガジョ・エストラーダ!!!