12月3日(土)に仁川パラダイスシティ特設リングで行われる「ジョンリール・カシメロ vs 赤穂亮」のジュニアフェザー級10回戦。

WOWOWが15:00〜配信、全ての試合をカバーしてくれるというのは嬉しい限りです。

カシメロはジュニアフライ級、フライ級、バンタム級と10ポンドのウエイト幅で3階級制覇。アムナット・ルエンロン、ゾラニ・テテという世界的強豪を、番狂せで破壊したパンチャー。

一方の赤穂は2005年のデビューから17年間43試合、234ラウンドを戦ってきた36歳。2つの敗北はいずれも世界アタックに失敗したもの。

32歳のカシメロは母国フィリピンにタイ、中国、米国、英国、メキシコ、パナマ、ニカラグア、アルゼンチン、南アフリカ、そして今回の韓国が11カ国目のリングという、地球を股にかけて歴戦してきたロードウォリアー。


 

頂上の一歩手前で悔しい思いをしてきた赤穂と、クアドロアラスの渾名とおりに、大一番で妙な勝負強さを発揮してきたカシメロ。両者の年齢と実績に加えて、そんなファイターとしての性格からも、カシメロ勝利が濃厚と見られています。

しかし「誰に勝っても驚かないが、誰に負けても驚かない」のが、クアドロアラス。赤穂の番狂せも十分期待できます。

それにしても、日本人とフィリピン人の試合が、第三国で行われるわけです。

二人とも、日本のボクシングファンにはよく知られた名前ですから、後楽園ホールでやってくれたら、観に行く人も多いんじゃないでしょうか。

世界的には赤穂はもちろん、カシメロも無名。ブックメーカーが掛け率を出していないのはもちろん、Boxrecさえ試合をスケジュールしていません。

それでも、かなり面白いカードだと思います。


常識的には日本国内開催になると思う試合が、韓国のカジノに持っていかれたのです。

韓国のボクシング熱が日本を上回っているとは到底考えられませんから、日本のボクシング経済が弱体化してしまっているということかもしれません。

サイトフィー(招致料)が支払われているのは間違いないとはいえ、大きな金額ではないでしょう。

日本から観光客を呼ぶ〝磁石〟の一つとして実験的な意味もあるのかもしれませんが、やはり、日本のボクシング市場がどうなってしまうのか、心配になります。

いずれにしても、会場費を支払って後楽園ホールで興行を打つよりもプロモーター側にメリットがあったということです。