デュア・リパが「W杯開催が決まった時に掲げていた人権に関する公約が果たされたるまで、カタール訪問はお預け」と、開幕式への出演を断っていたのに続き、ロッド・スチュワートも出演オファーを断っていたことが明らかになりました。 スチュワートはカタールの女性や同性愛者に対する差別や移民労働者に対する虐待など、人権侵害を理由に出演を辞退したということです。 カタールではW杯の開催決定後に6500人以上の移民労働者が死亡し、うち37人はワールドカップのスタジアム建設現場で働いていたと報じられています。 開会式では韓国のBTS(防弾少年団)のメンバー、JUNGKOOKと、ロビー・ウィリアムズがパフォーマンスを行うことが決まっています。

 
ビールを飲めるエリアは、当初の発表からどんどん限定されています。

かつて、ザイールのモブツ大統領やフィリピンのマルコス大統領は、国際的に批判されていた独裁のため、オリンピックの招致は到底不可能でしたが、国威発揚の代替策としてモハメド・アリのメガファイトを首都で開催しました。

カタールはキリスト教色の強いFIFAの招致レース勝ち抜いて、史上初の冬季開催にこぎつけました。

この国が富裕な観光客は歓待する一方で、移民労働者には過酷な環境を強いて、ときには虐待したり、イスラム教に則って女性や同性愛者を厳しく差別してきたのは、W杯開催決めてからではありません

ずっとずっとそれ以前から、でした。 

そんなカタールが、どうして自国にW杯を引っ張り込めたのか、私にはわかりませんが想像はできます。

モブツやマルコスの70年代から、半世紀近く経った現在。W杯やオリンピックの招致は、当時よりもわかりやすい、つまりカネをどれだけ使うかに大きく傾いているように思えます。

それだけ、巨大な利権ビジネスに膨れ上がってしまったということです。


地獄の淵でモブツとマルコスは恨み節を唱えているかもしれません。

「21世紀なら俺たちでも五輪やサッカーW杯を招致できたのに」。