ボクシングにおける世界タイトルは「主要」と呼ばれるものだけで4団体が承認し、リング誌も独自のチャンピオンシップ制度を設けています。

さらに、Lineal championという承認団体やベルトは存在しないものの、最もわかりやすいタイトルも存在します。

それなのにLineal championは、4団体+1メディアのベルトを一つも持っていないケースもあるから、ボクシング界のわかりにくさは、ここに極まれり、です。

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承認料徴収を生業に、様々な世界タイトル、地域タイトルを粗製濫造する承認団体が4つもあるのです。

世界ランキングは、それぞれの団体に承認料を収める実績を重ねた地域タイトル王者らが名前を連ねます。ある団体の1位は他の団体では30位にも入っていないなんてことも当たり前です。

正義のランキングを貫くリング誌も、過去の捏造スキャンダル等から権威があるなんて口が裂けても言えません(愛読誌だったので個人的には権威がありますが)。何よりも、今年で私が知るだけでも2度目の廃刊に追い込まれるような、慢性経営難の雑誌です。

つまり…ボクシング界にはまともなタイトルなど、一つも存在しません。

井上尚弥が目指すUndisputed championになれば、文字どおりに「議論する余地のない」世界チャンピオンですが、そこに至る道程がプロモーターやプラットフォームの営利関係が絡み、複雑で時間がかかりすぎます。

前置きが長くなりましたが、世界タイトルを有力なプロモーターや、テレビ局などが私物化することは、これまでも当たり前でしたし、そもそも大した価値がないタイトルだから私物化できるのです。

そこに目くじら立てても仕方がありません。

まぁ、それでもしかし、やっぱりウザいです。大好きなスポーツを、スポーツ的でないやり方で扱割れるのを見るのは反吐が出ます。


今日、帝拳は「選手 最新情報」でジェシー・ロドリゲスがWBCジュニアバンタム級タイトルを返上したと発表しました。


「より軽いクラスの王座を狙うためとしています」だそうです。
「今後どのベルトに照準を定めるのか、日本にも好選手の多い軽量級とあってますます目の離せない存在と言えそうです」だそうです。

24日から明日までプエルトリコで開催中のWBO年次総会2022で、バムが「フライ級に転向してタイトルを狙いたい」と表明、フランシスコ・バルカルセル会長は快諾しました。

でしょうねぇ。帝拳*マッチルームがプロモートするバムは、承認料をたっぷりいただける軽量級では珍しいスターです。

…WBOフライ級王者は我らが中谷潤人じゃないか!中谷vsバム!

…しかし、そんなわくわくする試合はありません。

中谷潤人は、11月1日に元世界ミニマム級王者フランシスコ・ロドリゲスとの試合でジュニアバンタム級デビュー、2階級制覇路線に進むことが確定しています。

つまり、バムは中谷が返上して空位になったWBOの王者決定戦に出るということ。

…何、それ?

中谷もそれでいいのか? 

帝拳は村田諒太はもちろん、井上尚弥も手がける、日本が誇る世界的なプロモーターです。

日本を代表するプロモーター、サムライなプロモートを見せて欲しいのですが…。

ボクシングを面白くないスポーツに貶めているのは、承認団体とプロモーターです。何を今さらですが…。