久しぶりに、1人飲み。

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↑これは今夜の肴ではありません。

へべれけになりながら〝ゾーンプレス〟話を、少し広げてみます。

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1.さ

アドレス:106.155.2.229

学生時代やってたバスケでゾーンプレスって戦術あったけど、造語なんですか。
サッカーだと存在しないってことなのかな。

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私は横浜フリューゲルスが標榜したゾーンプレスを初めて耳にしたとき、和製英語ではなく、当時世界最高峰のリーグだったセリエAで流行している戦術だと思いました。

中途半端にゾーンディフェンスを知っていたことから、その発展形かと受け止め、和製英語という発想はありませんでした。

人の判断や感覚は多くの場合、思い込みや錯覚が入り込みます。

それが外国の事情だったりすると、尚更です。

例としては相応しくないかもしれませんが、むかーし昔、落合信彦は「ソ連崩壊は絶対にあり得ない。何も知らない人は、KGBを過小評価しすぎている」と、何度も断言していました。

中途半端に知っていることが、大きなバイアスとなって、判断や評価を狂わせることは、落合信彦でなくてもよくあることです。

私の場合も、米国にしっかり滞在したのは一度きり。長期出張の仕事だったとはいえ、数ヶ月。他は短期出張です。

現地の日本人家族のそこそこ大きな集まりで「(人種)差別されている感覚は一度もない」というと、彼らから「お前は3ヶ月経ったら日本に帰ることが分かってるお客さんだから」と笑われました。

実際に現地に住んで、働いている日本人は1人残らず「自分はマイノリティ(差別されている)」と感じているというのです。


私が「大谷翔平は米国で誰もが知っている有名人ではない」というのは、メディアの報道量だけでなく、現地で感じたMLBの人気からというのもある実感です。

私が最後に米国を訪れたのは7年前で、2週間もない旅行。それでも、2000年代初めに出張していたときと比べて、MLB人気が大きく下がっていると感じました。

さらに、現在。日本にいてもMLBの状況は、米国からのさまざまな報道でわかります。

そこに登場したのがユニコーンです。

友人たちから「大谷はこっちでも騒がれている」と聞きますが、もちろんそれは日本で騒がれているレベルの10分の1以下でしょう。

私の落とし穴は「西海岸」「現地の友人」「基本的に会社の人間か、大学時代の友人」と大きく偏っているということです。

さらに、西海岸は米国の中で最も先進的な〝外国〟です。

そんな私はもちろん、米国に住んでいる友人たちでもトランプ大統領の誕生を誰一人予想できませんでした。

全員、揃いも揃ってフシ穴でした。

米国というあらゆる意味で広い国を「西海岸」「現地の日本人の友人たち」という極めて近視眼的な見方で正確に判断することがどれだけ愚かなことかをよく理解しているつもりでも〝トランプ〟経験は何度かありました。

CNNスポーツまてがトップで報じ、ニューヨークタイムズなどの一般紙までが大きく紙面を割いて特集する大谷がどれくらいの温度で米国スポーツシーンを沸かせているのか、正確には分かりません。

「伝記本がニューヨークタイムズの書評コーナーで何週間も1位になったマニー・パッキャオが一般のスポーツファンにも無名なんて嘘だ!」なら大きな勘違いであることは、すぐに分かります。

ニューヨークタイムズを読む人なんて、ニューヨークでもほんの一部の人で、そんな少数派でも書評コーナーにはまず関心はありません。

CNNを見ない人なんて、数えきれないでしょう。

全国紙が存在する日本ですら、読売新聞や日本経済新聞に載った記事を読んでいる人が多い、というのは間違いです。

ただ、日本で「大谷翔平を知らない人はいない」は事実と考えて差し支えありません。

報道の量と質がスポーツのレベルを超えているからです。

もちろん、純粋に認知度100%ではありませんが、知らない人は何らしかの特殊事情を抱えている人です。

一方で、米国でも井上尚弥や井岡一翔をよく知る人はいます。しかし、極めて少数派で、ボクシングファンの中ですら主流から離れた、非常に特殊な事情を抱えた人たちです。

重量級に馴染みが全くなくても、同時に偏見もない日本のボクシングファンですら、イルンガ・マカブを知っている人はかなりのマニアです。

米国は軽量級に全く馴染みがないだけでなく、偏見から知ろうとともしないボクシングファンがほとんどです。中途半端なマニアでは井上や井岡なんて知るわけがありません。



「ゾーンプレス」は加茂周らが〝拡散〟させた日本でだけ通用する造語です。

私がそれを知ったのは、Jリーグ元年に大学時代にサッカー部に所属していた先輩から教えられたからです。

先輩は、趣味や仕事で現地を訪れることもある欧州サッカーマニア。

先輩に悪意がなければ、疑う余地はほとんどありません。

ちなみに、バスケのゾーンプレスは和製英語でも、造語でもありません。

この辺りが分かりにくいです。

しかし、ゾーンプレスは和製英語か?ストロングスタイルはアントニオ猪木の使う妖術か?はイエスかノーかの問題です。

答えはイエス、分かりやすい。

ところが、大谷翔平は米国でどれほど騒がれているか?というのは難問です。

もちろん「井上尚弥は全く無名」というのはESPNに言われなくても、友人たちに聞かなくても、米国の大きなメディアで取り上げられたことすらないというはっきりした事実からだけで分かります。

「CNNや地上波のニュースで取り上げられたから全米で有名」かどうかは分かりませんが、そこで全く取り上げられないのは無名と言えます。


先日、「BBCが次期首相はスナク氏になる模様」と速報しました。

それは事実かフェイクか?

日本ではまだ「ジョンソンが有力」というレレレな説が歩き回っていたときに、BBCがインドにルーツを持つ、日本では馴染みの薄い元財務相の名前を出したのは「党所属下院議員100人の推薦という条件をクリアした」ことをいち早く掴んだからでした。

卓越した情報収集能力があり、早いだけでなく、正確な報道という実績がある「BBC」は、信用の〝印籠〟のようなブランドです。

CNNやニューヨークタイムズもそうですが、人は〝印籠〟的なものにすがりがちです。

しかし「権威あるリング誌の記事によると」は内容を確認しないと信用出来ません。

それは、リング誌がボクシングという斜陽スポーツを扱う慢性経営難の会社で、これまでもランキング捏造など信用出来ない理由がたくさんあるからです。

よくある「元プロボクサーですが…」という意見開陳も、元プロボクサーというのが事実であろうがなかろうが、信用度・説得度とは全く関係ありません。

「元世界チャンピオン」でもトンチンカンな意見や解説をしてしまうことがたびたびあるのは、ボクシングファンならみんなよく知っているでしょう。

逆に、野球やサッカーでは「元プロ野球選手ですが…」なバカはあまりいません。

競技選手としては素人でも、プロの世界についてはよく知っている人がいくらでもいる豊穣なスポーツだからです。



病気や医学の話をするときでも「医師免許を持っている」「最初に就職したのは慶應病院」なんていうと、会話を硬直させてしまうことがままあります。私の友人で、そいつは悪気が全くないんですが。

そんなことを口にしてしまうと、医学の専門家ではないけど、医学への関心が鋭い素人の方の鋭い意見を封殺しかねません。そこで話を終わらせようとする発言です。

例えば、学生時代に陸上競技をやっていた私の周りで箱根駅伝の話になっても「予選会なら毎年走ってた。昔は私みたいなのより遅い箱根ランナーも少なからずいた」なんて話ですら口に出すとしても、一番最後です。

知らない人とざっくばらんに話すときには、面白い意見、鋭い意見を吐き出して欲しいですし、それを邪魔するようなことは口にしたくありません。

専門知識がなくても純粋な興味がある人の意見って、非常に貴重で、ときには核心を突くこともあります。

私が唾棄する井上信者的な人々は、知識がないのに知ってると思い込んでいる、正確な情報を知ろうとせずに、間違った思い込みを間違った方向に膨らませるからです。

いろんなデマを拡散させる典型的な人々です。



先日、銀座に有名なつけ麺チェーンがオープン、行列が出来てます。3時くらいならと突撃したら、5分ほどで座れました。

話があちこち飛び始めましたが、ラーメンの話。

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特製つけ麺1280円。見た目こそ麗しいものの、そこまで美味しくなかったです。

一方的な情報があふれていなければ、流行らない店だと思いました。




「物事は複眼的に見なければいけません」(ジョー小泉)というのは、まさにそういうことです。