2012年「ボクシングマガジン6月号」は、WBC王者・井岡一翔とWBA王者・八重樫東のストロー級団体統一戦の大特集。

表紙は、6月20日に迫った「地上最軽量史上最大の戦い」。「地上最軽量」は要らないような気もしますが…。

井岡が圧倒的有利と言われる中で、八重樫は「ローマン・ゴンザレスとやるわけじゃない。勝算は五分五分」。

そして、これまでに何度もスパーリングをして、手の内を知っている井岡に対して、巧さだけならNo.1と評価しながらも「(昨年5月にもスパーして)いつも感じますが、フレッシュさがない」。

10年前からフレッシュさがなかったのか、さすが井岡、それが井岡、それこそが井岡です。 

試合レポートではWBAジュニアミドル級タイトルマッチ「ミゲール・コットvsフロイド・メイウェザー」に続き、「ドミトリー・ピログvs石田順裕」のWBOミドル級タイトルマッチも。ボクマガの誌面からでも石田、輝いてます。 

IMG_0040

THE RING MAGAZINE 2012年6月号の表紙は「メイウェザーvsコット」。中身でも20ページにわたって大特集。

戦力分析や勝敗予想だけでなくメイウェザーは「PPVが売れる試合には必ずGOOD versus EVIL(善vs悪)の構図が必要なことを知り尽くしてる」。

「そして、重要なのはGOODではなくEVILであること、悪が最も際立つ試合が最も売れることを完璧に理解して、意図的に人の感情を逆なでし、下劣な振る舞いをしているのだ」。

「ヒーローを目指して面白い試合を見せていたときにはせいぜい7figure(7桁=100万ドル)プレーヤーだったが、退屈な試合をして人々から嫌悪されてからは当たり前に8figureを稼ぐ世界屈指のスポーツセレブになった」。



読者投票を募っていたRING POLLのコーナー、6月号のお題は「マニー・パッキャオとメイウェザーが衰え、引退寸前の今、彼らの次にPFPキングの座に就くのは誰?」。

2225人の投票でノニト・ドネアが36.4%を集めてトップ。以下、アンドレ・ウォード(29.4%)、エイドリアン・ブローナー(7.1%)、ユリオルキス・ガンボア(5.8%)、ルシアン・ブテ(3.9%)、ブランドン・リオス(3.8%)らが続き、アンセルモ・モレノ(0.1%)も顔を出していました。

ブローナー、ブテは過大評価の典型でした。

ドネアは史上最軽量(ジュニアフェザー級)でFighter of The Year(シュガー・レイ・ロビンソン賞)を受賞しますが、翌2013年にギレルモ・リゴンドーに完敗、長い低迷期に入り込んでしまいます。