昨年の成功体験が、今年の過信につながってしまったのは間違いありません。

結果論ではなく、今期限りの監督辞任表明も、キャンプ中の優勝・胴上げの予行演習も、全ては「昨年以上に戦える」という過信がベースにありました。

絶対的守護神も、打線の中核が抜ける穴は簡単に埋まるわけがありませんでしたが、どちらも外国人選手。外国人の穴は、外国人で埋める算段でしたが、外国人ほど計算できない戦力はありません。

そして、伸び盛りの若手が戦力の上積みになるという皮算用は、ある程度は当たりました。

しかし、スタート直後の躓きで、勢いが持ち味の若い選手は完全に萎縮し、走るべき場面で硬直し、走ってはいけない局面で蛮勇を見せてしまう悪循環に陥っています。

シーズン途中に監督交代が叫ばれるような事態を全く想定していないから「今季限りで辞任」なんて能天気な発言が口に出るのです。サラリーマンの希望退職ではありません。

監督の首など、いつでも斬られるのが人気スポーツの常です。

シーズン前に胴上げの予行演習も、ペナントレースの過酷さを知っていれば絶対にやってはいけないことはわかっていたはずです。

監督交代のカンフル剤で事態が一気に好転するわけもありませんが「シーズン前に監督が辞任表明するのは理解できない」と真っ先に位を唱えていた人がいます。

厳しいペナントレースで優勝することを「6つあるチームの中で一番になればいいだけでしょ。簡単じゃないけど、難しくはない」とあっさり言い切った人がいます。

このチームに何が足りないか?と聞かれて「練習」とたった一言で済ませた人がいます。

複数の関西メディアから現場復帰の可能性を聞かれて「やる気はある」と、はっきり肯定した人がいます。

そういう話が進んでいるのでしょう。

オーナーは「今季途中での監督解任はない」と公言していますが、そんな悠長なことを言ってる段階は過ぎています。

監督代行で今季を乗り切り、来季から新監督でない方が、良いと思います。

早ければ、早い方が良い。

落合博満が縦縞のユニフォームを着たら、甲子園は盛り上がるでしょう。

5球団は戦慄するでしょう。