ESPNの解説者がすっかり板についたティム・ブラッドリーが、明日の大一番を予想。

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▶︎間違いなく良い試合になる。

二人ともよく似たファイトスタイルで、オリンピックでゲンナジー・ゴロフキンは銀メダル、村田は金メダル。

エリートらしく二人ともガードを高く上げて、プレッシャーをかけるのが基本だ。そして、爆発的なパンチャーというのも共通している。

ただ、GGGはジャブと左フック、リードブローを起点に多彩な攻撃を仕掛けるのに対して、村田のリードは右の一撃につなげる仕掛けだ。

一発の威力は村田だが、GGGの攻撃パターンの方が確率が高く、オプションも多い。

そして、GGGとカネロ・アルバレスの第3戦が合意に達して日程まで決まっていていることも、この試合に影響を与えるはずだ。

GGGは「カネロとは何も決まっていないし、村田のことしか考えていない」というが、そんなことは絶対無理。

この試合をなんとか安全に乗り切って、9月のカネロ戦を迎えたいというのは当たり前の心理。

村田がこの試合に勝つために必要なことは、①アグレッシブ(前進と攻撃)。ただし、攻めて良い場面と、そうではない局面は正確に把握しなければならない。②ゴロフキンのリードを遮断すること。村田は左回りを徹底しなければならない。右に動くのは悪くはないが、右に動かされてはならない。

そして、GGGのボディにパンチをメリ込ませることを常に意識すること。村田のボディは右も左も強烈だ。40歳のゴロフキンがタンクに残しているエネルギーは多くはない。ラウンドを追うごとに削っていけば、終盤に大きなチャンスが訪れるだろう。

しかし、村田にはその戦略を器用に戦略を選択・遂行するversatility(引き出しの多さ)は無いと思う。

逆に、ゴロフキンは必要とあればバックステップを踏んでボクシングも出来る。獰猛な闘牛にも、狡猾なマタドールにもなれるんだ。

村田は獰猛な闘牛、しかしだからこそ注意が必要だ。一つのミスが致命傷になるのは、ゴロフキンの方かもしれない。

カネロ戦を見据えたゴロフキンが、いつも以上に慎重に戦う可能性は大きい。 村田というリスクを最小限に抑える戦い方をするだろう。村田が非常に危険な相手であることは、GGGが一番よくわかっている。

3万5000人(実際は自主的な入場制限のためフルハウスで1万6000人) の大観衆が一人残らず村田に大声援を送ることも、知っている。

勝敗予想?ゴロフキンは長い間ブランクがあり、全盛期の強さは影を潜めている。しかし、村田も長いブランク明けで、36歳。村田もspring chicken (若く怖いもの知らずの全盛期)ではない。

ゴロフキンは強い相手とは戦っていないというが、カネロやダニエル・ジェイコブスと苦戦したとはいえ、互角以上に渡り合っている。村田は、そのレベルの相手との対戦経験がない。

前半は村田の攻勢にゴロフキンが慎重に対応するスリリングな展開になるだろう。しかし、後半にはゴロフキンの経験値が、前半飛ばした村田の隙を突く。

ゴロフキンが終盤に村田をストップする。