変なモノに惹きつけられるのは、人間の性だ。

それが、幼い子供なら尚更である。

幼稚なまま大人になってしまった私が大好きなプロボクシングなんて、変なモノの巣窟だ。

もし、マニー・パッキャオが「高校8冠」とか〝出所〟が透明なアスリートなら、あそこまで惹きつけられなかった。

うん、パッキャオの高校8冠、そんなのイヤだ。


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この、誰でも図鑑やニュースなんかで見たことがある建物を、私が初めて知ったのは小学生の頃。

「土地が少なくなった未来は、人間は小さなカプセルの中で暮らす。これはその実験的な建造物」。そんな風に誤解していた。

当時の私は、カプセルホテルも知らない小学生。

「こんなのに住まなきゃいけない未来なんてイヤだ…」。そんな風に絶望したのを覚えている。

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正式名称は「中銀カプセルタワービル」。 1972年完成の分譲マンション。

140個(140戸)の住居用カプセルを取り外して交換できる、これぞメタボリズムの驚くべき設計。

まあ、黒川紀章の作品ですから、驚くべきじゃないんでしょう。

黒川紀章というと皇居の前に〝起立〟しているワコール麹町ビル、六本木に〝らしく〟翻る国立新美術館…でも私にとってはもの心つく最初の記憶、Expo70で見た「東芝IHI館」も衝撃的だった。

大阪万博の記憶は強烈。ソ連館なんて、太陽の塔も吹っ飛ぶ子供心をくすぐる建造物。あれは誰が設計したんだろうか。

中銀カプセルタワービルは来月12日から解体工事が始まるそう。


変なモノはどんどんなくなるばかりなり。