スターというのはみんなの期待に応える存在。

でもスーパースターの条件は、その期待を超えること。(長嶋茂雄)
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この50年、日本のボクシング界をリードした世界王者11人を【みんなの期待に応えたか?】【その期待を超えたか?】の2点から独断と偏見で評価してゆきます。

①具志堅用高
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沖縄返還、ジュニアフライ級新設という時代の恩恵を受けた幸運はあったにせよ、それこそ、すなわち時代の寵児ということです。


【みんなの期待に応えたか?】

世界奪取のファン・グスマン戦は社会的な話題に。

好戦的なスタイルで挑戦者を次々に倒して、国民的英雄と呼べる最後のボクサーになりました。


【その期待を超えたか?】

7度目の防衛に成功(それまでの最多防衛記録は小林弘、輪島功一の6度)からは、王貞治の本塁打記録と並走しながら、スポーツ界で最も大きな注目を集め続けました。

一つ、また一つと防衛のテープを伸ばす具志堅を応援する興奮と楽しみに、ボクシングファンのみならず、一般的な生活者も耽溺しました。

「連続防衛記録」を国民的関心事にまで引き上げ、国民栄誉賞が取り沙汰された最初で最後のボクサー、それが具志堅用高です。

デビュー前から注目されていたとはいえ、国民の期待に応え、超えたスーパースターであったことは論を待ちません。



②渡辺二郎
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大阪のジムから誕生した初の世界王者。

「世界王者が二人おるんはおかしい」と統一戦のリングに上がり日本人世界王者として初の海外防衛成功。日本人として最後のUndisputed Champion(議論する余地のない世界王者)になりました。


【みんなの期待に応えたか?】

二郎の実力はデビュー前から高く評価されていましたが、世界初挑戦は敵地・韓国。けしてプロテクトされたホープではありません。

安定した世界王者になった時点で、みんなの期待に十分応えました。


【その期待を超えたか?】
自らの意思でUndisputed Championになったのです。

あの当時のボクシング界の空気では完全統一、Undisputed Championがどれほど高尚な業績なのかを正確に評価することは出来ませんでしたが、渡辺二郎はそれを理解していました。

まさに、時代を先取りしていた、クレバーなボクサー。「その期待を超えた」世界王者でした。



③辰吉丈一郎

④井岡弘樹

⑤畑山隆則
 
⑥亀田興毅

⑧西岡利晃

⑨井岡一翔

⑩井上尚弥

⑪村田諒太