なんだか週末もバタバタしてて、金曜日に録った「タモリステーション~二刀流 大谷翔平の軌跡~」を見終わりました。

米国に憧れ、米国をひれ伏せさせるようなアスリートの出現を待っていた私たちにとって大谷翔平は「いや、そこまで求めてなかったんですけど…」というほどの輝きを放ってくれました。

タモリが語ったように「これはフィクションの世界」であり「日本人の誇りじゃなくて、人類の誇り」です。 

メジャー1本に絞っていた大谷がNPBへ進路変更したのはメジャーでは許されない「誰もやっていないこと(二刀流)」への挑戦を応援してくれる日本ハムファイターズの熱意でした。

すでに様々な報道で紹介されている「大谷翔平くん〜夢への道しるべ」も登場しました。その一部が「競技別海外進出の傾向」。
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特段、新しい見解ではありませんが競技ごとにあらためて並べてみると興味深いものがあります。

もちろん、これは「一般的」なマッピングです。現実には、個々のアスリートの才能や潜在能力、性格などによって「国内か海外か」は変わってきます。

さて、ここには記載されていない「ボクシング」はどういうポジションになるでしょうか?

まず、ボクシングの場合は野球やサッカー、テニスとは全く違う点が二つあります。

一つ目は「日本人にとっては国内市場が最も報酬・待遇が良い」という、相撲と同じ性格を帯びている」ということ。

井上尚弥や井岡一翔は言うに及ばず、村田諒太ですらラスベガスやニューヨークには巨大な需要はありません。

もちろん、ミドル級でカネロ・アルバレスを失神ノックアウトし、タイソン・フューリーを追いかけ回して粉砕するような大谷翔平クラスの才能が出現するなら話は別です。

二つ目は「軽量級と中量級以上では種目が違うと考えるべき」ということです。

ライト級以下の軽量級では「国内の競技力や競技環境が高い」といえ、フェザー級以下となると「海外の方が報酬が高い」とは到底言えません。井上や井岡の超軽量級は〝こっち〟の階級なのです。

この境界線はライト級〜ジュニアウェルター級にあり、村田のミドル級は完全に〝あっち〟の階級です。村田は、国内でこそ最大の需要と報酬が約束される一方で、本物のスター選手を国内で呼ぶには軽量級では考えられない桁違いのコストがかかります。

そして、バンタム級等とミドル級では練習体系が違います。

あまり言いたくありませんが、もし村田が米国人なら、つまりロンドン五輪で唯一の金メダル(しかもミドル=75㎏級!)を米国にもたらしていたら、適切なキャリアプランと経験豊富なトレーナー、充実した練習環境によって、今以上に強大なミドル〜ライトヘビー級王者として君臨していたかもしれません。

「(3)–1競技別海外進出傾向の違い」で、井上らの超軽量級は「黄色」の「トップ選手であっても国内に拠点を置く」ですが、村田のミドル級は「国内に拠点を置く」ながら「海外の方が競技力が高い」という、このマップ上ではどこにも居場所が見当たらないように思えてしまいます。