2017年。
2014年に続いて、井上尚弥と井岡一翔の「差」が一気に広がったエポックになる年です。
この年、世界で最も注目された、というよりは最も世間を騒がせたのは「フロイド・メイウェザーvsコナー・マクレガー」の茶番劇でした。
その熱は、現在は解毒され気味とはいえ、神聖なリングに当たり前のようにおぞましい悪ふざけが持ち込まれる最初の引き金になりました。
そして、神聖なリングで長らく待望された「ゲンナディ・ゴロフキンvsカネロ・アルバレス」のメガファイトが9月16日に挙行されたのもこの2017年でした。
カネと、人の耳目を集めるのが大好きなマネーが「GGGvsカネロ」をあからさまに妨害するように8月26日に茶番劇をセットした理由は、醜悪なジェラシーと見られています。
ヘビー級開催は手が届かないWBSSでしたが、優勝杯は「モハメド・アリ トロフィー」。どこかに真実っぽいものを紛れさせる、詐欺集団の常套手段です。
そして、神聖なリングではWorld Boxing Super Series(WBSS)のファーストシーズンを立ち上げました。
欧州を拠点とするComosa社が主催したWBSSトーナメントが、北欧で人気のクルーザー級と、英国を中心に欧州で支持されるスーパーミドル級で展開されたのは、ある意味当然でした。
しかし、冷徹に見ると米国でも欧州でも人気が高いヘビー級やミドル級、ウェルター級では開催は不可能だったということです。
そして「賞金総額5000万ドル、優勝賞金1000万ドル」と、明らかな誇大広告をぶち上げたWBSSは公表した報酬を支払うことはたったの一度もありませんでした。
さらなる不人気階級ジュニアウェルターとバンタムに手を伸ばしたセカンドシーズンでは、約束の報酬と違うだけでなく未払いや、主催者との連絡が不通になるなど〝詐欺集団〟の正体が明るみになります。
不人気階級のボクサーを騙す貧困ビジネス、それがWBSSです。
「マネーvsノトリアス」の下劣な茶番、「GGGvsカネロ」の後味の悪い判定、「WBSSの犯罪的な誇大広告」…こうして見直すと2017年はボクシング界が抱えていた既往症が一気に表面化した年だったと言えるでしょう。
この「激動の2017年」に井上尚弥はリカルド・ロドリゲス、アントニオ・ニエベス、ヨアン・ボワイヨというパートタイムボクサーを撃破。
それでも、マイキー・ガルシアの台頭で圏外に追いやられていたリング誌PFPに再びランクイン。
先行してランクされていた8位の山中慎介がルイス・ネリの凶拳に倒されランクアウト、10位のまま孤軍奮闘・臥龍状態に入ります。
井上は翌2018年にWBSS参戦が確実視され、日本人初のUndisputed Champion誕生への期待が膨らんでいました。
リング誌でも日本の12月30日と31日の年末興行を見開き4ページで紹介「これはウェルター級やヘビー級の世界戦ではない」と超軽量級の興行で大きく盛り上がる会場の熱気を伝えました。
そして、一方の井岡一翔の2017年は4月23日、ノックノイ・シップラサートとWBAフライ級の5度目の防衛戦で判定勝ちした1試合だけ。
6月23日、フアン・エルナンデスに6TKO勝ちしてWBC世界フライ級王者となった比嘉大吾が、井岡との統一戦を希望、WBAも1位のアルテム・ダラキアンとの指名試合を指示します。
2014年に続いて、井上尚弥と井岡一翔の「差」が一気に広がったエポックになる年です。
この年、世界で最も注目された、というよりは最も世間を騒がせたのは「フロイド・メイウェザーvsコナー・マクレガー」の茶番劇でした。
その熱は、現在は解毒され気味とはいえ、神聖なリングに当たり前のようにおぞましい悪ふざけが持ち込まれる最初の引き金になりました。
そして、神聖なリングで長らく待望された「ゲンナディ・ゴロフキンvsカネロ・アルバレス」のメガファイトが9月16日に挙行されたのもこの2017年でした。
カネと、人の耳目を集めるのが大好きなマネーが「GGGvsカネロ」をあからさまに妨害するように8月26日に茶番劇をセットした理由は、醜悪なジェラシーと見られています。
ヘビー級開催は手が届かないWBSSでしたが、優勝杯は「モハメド・アリ トロフィー」。どこかに真実っぽいものを紛れさせる、詐欺集団の常套手段です。
そして、神聖なリングではWorld Boxing Super Series(WBSS)のファーストシーズンを立ち上げました。
欧州を拠点とするComosa社が主催したWBSSトーナメントが、北欧で人気のクルーザー級と、英国を中心に欧州で支持されるスーパーミドル級で展開されたのは、ある意味当然でした。
しかし、冷徹に見ると米国でも欧州でも人気が高いヘビー級やミドル級、ウェルター級では開催は不可能だったということです。
そして「賞金総額5000万ドル、優勝賞金1000万ドル」と、明らかな誇大広告をぶち上げたWBSSは公表した報酬を支払うことはたったの一度もありませんでした。
さらなる不人気階級ジュニアウェルターとバンタムに手を伸ばしたセカンドシーズンでは、約束の報酬と違うだけでなく未払いや、主催者との連絡が不通になるなど〝詐欺集団〟の正体が明るみになります。
不人気階級のボクサーを騙す貧困ビジネス、それがWBSSです。
「マネーvsノトリアス」の下劣な茶番、「GGGvsカネロ」の後味の悪い判定、「WBSSの犯罪的な誇大広告」…こうして見直すと2017年はボクシング界が抱えていた既往症が一気に表面化した年だったと言えるでしょう。
この「激動の2017年」に井上尚弥はリカルド・ロドリゲス、アントニオ・ニエベス、ヨアン・ボワイヨというパートタイムボクサーを撃破。
それでも、マイキー・ガルシアの台頭で圏外に追いやられていたリング誌PFPに再びランクイン。
先行してランクされていた8位の山中慎介がルイス・ネリの凶拳に倒されランクアウト、10位のまま孤軍奮闘・臥龍状態に入ります。
井上は翌2018年にWBSS参戦が確実視され、日本人初のUndisputed Champion誕生への期待が膨らんでいました。
リング誌でも日本の12月30日と31日の年末興行を見開き4ページで紹介「これはウェルター級やヘビー級の世界戦ではない」と超軽量級の興行で大きく盛り上がる会場の熱気を伝えました。
そして、一方の井岡一翔の2017年は4月23日、ノックノイ・シップラサートとWBAフライ級の5度目の防衛戦で判定勝ちした1試合だけ。
6月23日、フアン・エルナンデスに6TKO勝ちしてWBC世界フライ級王者となった比嘉大吾が、井岡との統一戦を希望、WBAも1位のアルテム・ダラキアンとの指名試合を指示します。
しかし11月9日、父親でもある井岡一法会長が井岡不在の不可解な会見で、ダラキアンと6度目の防衛戦について「練習が思い通りにできていないために間に合わない。指名試合で、相手を待たすわけにもいかない」と王座返上を発表。
そして12月31日、井岡は30日に日本ボクシングコミッションに引退届を受理されたことを明らかにし、「さらなる人生の目標を見つけたので引退を決めた」と電撃引退を表明するのでした。


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