2006年頃から5年もの間、ポール・ウィリアムスはリングの上で最も避けられたファイターでした。

「147ポンド(ウェルター級)からミドル級(160ポンド)までなら、誰とでも戦う」。

PFPランキングこそ、マニー・パッキャオとフロイド・メイウェザーの後塵を拝する3位でしたが、もしパックマンやマネーと戦うとなればオッズや予想は拮抗していたのは間違いありません。
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https://www.youtube.com/watch?v=g3WNc984HPk


あれから…ちょうど10年が経とうとしています。

当時からカネロ・アルバレスは、安全な相手を吟味して選ぶ狭量のボクサーでした。

そのカネロが、パックメイも避けていたザ・パニッシャーを選んだのは「2月の石田順裕に完勝したが、石田によって154ポンドなら誰もが恐れるファイターではないことが証明された」(リング誌:STATE OF THE GAME)からでした。

カネロのWBCジュニアミドル級のストラップへの挑戦がセットされた9月15日まで、あと3ヶ月半。

2012年5月27日、ウィリアムスは弟の結婚式へ向かうためスズキ・GSX1300Rハヤブサに乗車し時速75マイル(120㎞)以上で走行中に車との接触を避けようとして転倒事故を起こしてしまいます。

世界で最も恐れられたファイターは、脊髄損傷の重症を負い下半身不随、日常生活でも今後立つことは不可能と診断されました。

2014年5月1日、全米ボクシング記者協会の第89回年次表彰ディナーで、ウィリアムズはBWWAからビル・クロフォード賞を授与され、WBCのマウリシオ・スライマン会長から名誉のWBCチャンピオンベルトも贈られます。

もし、あの事故がなければ?

もし、カネロに勝っていたら?

ザ・パニッシャーにヘビー級制覇のチャンスはあったでしょうか?