先月12日、南アフリカ・ヨハネスブルグのリングで2年12日ぶりの復帰戦を1ラウンド55秒KOで飾ったゾラニ・テテ。
相手のイディ・カユンバは24歳ながら、直近5試合2勝3敗、その3つの敗北は全てKO負けという咬ませ犬。
この試合はジュニアフェザー級10回戦で行われましたが、テテは2006年のデビューからキャリア最重量の119ポンド、ジュニアライト級を主戦場とするカユンバはキャリア最軽量の116ポンド1/2でリングに上がりました。
どんな背景があったのかわかりませんが、カユンバは前の試合(2021年9月4日)でWBCユースのジュニアライト級(130ポンド)王者決定戦に出場、143ポンド3/4とウェルター級の体重というありえないウェイトオーバーを犯した挙句にKO負け。
今回は、そこから27ポンド以上も落としていますから、カユンバがまともなコンディションだったとは考えられません。
南アフリカ…ボクシングに限らず、スポーツに限らず、不条理で理不尽で理解不可能なことが当たり前に起きる国です。
何はともあれ、33歳のテテはジョンリール・カシメロに痛烈に沈められた敗北から、25ヶ月ぶりに一歩前に踏み出しました。
テテは「フランク・ウォーレンが3月か4月に、122ポンドで空位のIBFインターナショナルとコモンウェルスのタイトルをかけて戦うことを約束してくれた。3つの階級で世界王者になるのは大きなモチベーション」と、ジュニアフェザー級進出に意欲満々です。
長年のマネージャー、ムランデリ・テンギムフェンも「ゾラニは、世界チャンピオンに返り咲くのに十分な能力を持っている」と3階級制覇を後押し。
本来なら、WBSSの優勝候補の一人で、準決勝ではドネアと対戦するはずだったテテ。
このときの予想は「ニコラス・ウォータース戦以来、ドネアがノックアウト負けする」(ESPN)という通りに、掛け率もドネア10/3(4.3倍)、テテ1/5(1.2倍)と一方的でした。
もし、大方の予想通りにドネアを粉砕していたなら、あの「さいたまスーパーアリーナ」は戦前からもっとはるかに盛り上がっていたことは間違いありません。
しかし、テテは怪我で棄権(WBSSの詐欺的契約・報酬の未払いに嫌気がさした詐病とも見られています)。
テテの典型的なグラスジョーを考えると3階級制覇は難しそうですが、絶妙のタイミングと角度を持っているソリッドなパンチャーだけにチャンスはあります。
はてさて、バンタム級では幻に終わった「Monster vs Last Born」がジュニアフェザー級で見られますでしょうか?


コメント
コメント一覧 (4)
アロイヤン戦はフィジカル差を活かしてアマエリート相手に完封とも言える試合運びでしたし、今以上の階級のパワーを捌き切れるとは到底思えないのですが。
フシ穴の眼
が
しました
フシ穴の眼
が
しました
これもビクターコンテの成せる技ですかね?
フシ穴の眼
が
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