英国ボクシングニューズ誌からThe 10 greatest middleweights of all timeをご紹介。

11ストーン(154ポンド)プラス6ポンド。ボクシングの階級でミドル級は最も優れたファイターが集まり、ドラマティックな戦いを繰り広げてきた。

英国のスター選手、そしてカネロ・アルバレスの進出によって12ストーンのスーパーミドル級もミドル級に肩を並べる人気階級に成長しているが、そのレガシーは歴史あるミドル級には及ばない。

ミドル級10傑。そこには我々が誇るナイジェル・ベンもクリス・ユーバンクらはお呼びでない。シュガー・レイ・レナードの席ですら、そこには用意されていない。

きっと、あなたはカネロやゲンナディ・ゴロフキンが入っていないのはおかしい、と異論を唱えるだろう。しかし、あなたが見ているのはミドル級の絢爛豪華な歴史の尻尾に過ぎないのだ。


【10位】ジェイク〝Bronx Bull〟ラモッタ

ロバート・デニーロが演じたラモッタはミドル級を代表する怪物だ。その殺人的なパンチ力ばかりが注目されるが、防御技術と鉄の顎も持っていたことを忘れてはならない。

シュガー・レイ・ロビンソンと6度戦い、2度目の対決では規格外の強打でロープから叩き出し、歴代PFPのデビュー以来41連勝を阻んだ。ロビンソンは、この敗北から88連勝するのだから、もしラモッタに負けていなければ伝説はさらに恐るべき形で後世に語り継がれていただろう。

1949年6月、フランスの国民的英雄マルセル・セルダンを9ラウンドでストップ、悲願の世界王者に就く。

1951年2月14日、シカゴスタジアム。そして、ウェルター級王者ロビンソンを迎えての防衛戦。13ラウンド、ロープに釘付けにされて滅多打ちにされてしまう。ここで主審が試合をストップ。

有名な「聖バレンタインの虐殺」である。


【9位】タイガー〝Georgia Deacon〟フラワーズ

ミドル級初の黒人世界王者。教会の助祭(執事)からプロボクサーに転身した異色のファイター。

Georgia Deacon=ジョージアの助祭=は1918年のでびゅーから1927年の引退まで142戦を戦い119勝15敗8分、1924年には36度!もリングに上がった。

1926年8月19日、ハリー・グレブに大番狂わせの勝利を収めて王座獲得。グレブが目の手術に失敗、命まで落としてしまう。悲報に嘆く敬虔なクリスチャンにも、眼疾の悪魔はとりつき、1927年11月、やはり手術に失敗、天国に招かれてしまった。

まだ32歳の若さだった。


【8位】バーナード・ホプキンス
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そのキャリアはいつも面白い試合を提供してくれたわけではない。しかし、一貫して規律を守り抜いて効率的な戦い方を披露して見せた。

ミドル級タイトル20連続防衛は、団体と階級が膨張した時代では差し引いて評価すべきだが、フェリックス・トリニダードとオスカー・デラホーヤという当代きってのスーパースターに圧勝したことは特筆すべき。

The Executioner(死刑執行人)からB-HOP、そしてThe Alienと遷移させた渾名は、彼のキャリアの時代時代を正確に物語っている。