フェザー級を中量級、ライト級を重量級と呼ぶのが日本ボクシングです。

良いも悪いもありません。国内ランキングが13階級しかないのですから。

日本ボクシングの階級とプロ人口です。=9月28日現在=

①ストロー 56人
②ジュニアフライ 46人
③フライ 69人
④ジュニアバンタム 83人
⑤バンタム 104人
⑥ジュニアフェザー  116人
⑦フェザー 109人
⑧ジュニアライト 113人
⑨ライト 113人
⑩ジュニアウェルター 64人
⑪ウェルター  51人
⑫ジュニアミドル 22人
⑬ミドル 22人
※ライトヘビー 2人

合計970人。ライトヘビーの2人を除くと968人。

ついに1000人の大台まで切ってしまった原因は、ボクシング市場の衰退だけでなく、コロナ禍で引退を余儀なくされたボクサーや、村田諒太のように18ヶ月以上試合から遠ざかったボクサーがランキングから外されたためです。

競技人口の分布で三分割すると「ストロー〜バンタム」の5階級で358人、「ジュニアフェザーからジュニアライト」の3階級で338人、「ライトからミドル」の5階級で272人。

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ウェルター級がジュニアフライ級の46人を上回る51人の選手を抱えていながら、世界での存在感に雲泥の差が生じていることは、この国の輪郭を明確に映し出しています。

また、日本ランキングでは完全に〝枯れた井戸〟であるミドル級で2人の世界王者を輩出していることは、大健闘と言えるでしょう。

ウェルター級とミドル級。

世界的に人気があるということは、タイトル挑戦にいくつものハードルがあるということです。

この二つのクラスで海外での世界挑戦が飛び抜けて多い理由は、コネクション的にも現実的なコスト面でも簡単に日本に引っ張り込めないからです。

また、米国や欧州で人気が高いということは報酬も多い、専業でボクシングに打ち込み技術を磨くファイターが多い、ステイクされる栄光やファイトマネーが大きい…つまりはレベルも高いということです。

バンタム級の世界競技人口は765人。ウェルター級は1608人、ミドル級は1196人です。

バンタム級と人気階級のレベル差が、この数字以上に巨大であることは容易に想像できるでしょう。

クルーザー級の882人になるとバンタム級に数字こそ高くなりますが、専業ボクサーの数が多いこと、報酬が遥かに高いことはWBSSでしっかり発表されていますからご存知の方も多いでしょう。

逆にバンタム級のWBSSの報酬は大橋秀行が一方的に口にする井上の金額しか明らかにされていません。

日本からの補填がある井上とは違い、他の参加者の報酬は悲惨なものだったでしょう。

バンタム級よりはるかに人気があり報酬も高く、レベルも高いクルーザー級よりもさらに高い場所にあるクラスがウェルター級とミドル級です。

実力的にも、層が薄い日本からは非常に難しい挑戦になってしまうのは仕方がありません。

「日本人じゃ無理だ」。

そう決めつけられた剣ヶ峰を見事に踏破してみせた男たちの物語です。

WAKOの一階に飾られている大谷翔平のポスターに触発された「無理だと言われることしか、やるな」シリーズ。

最初にご紹介するのは、日本史上初めて160ポンドのタイトルを獲得した、自称〝元・粗大ゴミ〟じゃけんのう。