昨日のWBOジュニアライト級タイトルマッチ。

ロブソン・コンセイサンが前半の貯金を守って王座奪取に成功したように見えましたが、公式採点は115-112が二人、もう一人はなんと117-110。

戦前のオッズが大きくバルデス寄りに傾いていたことも、今になって考えるとコンセイサンのBサイドを織り込み済みだったのかと勘繰ってしまいます。

主審の減点と117-110の採点は論外にしても、米国メディアの見方は115-112を議論を呼ぶスコアとは捉えていません。

日本のボクシングファンが米国の試合を見る場合、無意識のうちにラスベガスの採点基準で考えてしまいがちですが、今回の舞台はアリゾナ州。

アリゾナやテキサスの採点が、カリフォルニアやネバダ以上にメキシカンに寄るのは周知の通りです。

さらに、興行を管理したのはPascua Yaqui Tribe Athletic Commission。

Pascua Yaqui Tribe はメキシコ国境に住む先住民族。Casino Del Sol もいわゆるインディアンカジノでしょう。

​非常にデリケートな組織であることは想像できます。

デリケートな組織について、勝手な憶測でこんなことを書くのは良くないのでしょうが「魚心あれば水心あり」的なさまざまな取り引きが出来る相手のような気がします。

バルデスのドーピングが発覚したにもかかわらず、すぐに試合決行を発表したことからも、トップランクとESPN、そしてWBCの意向と阿吽の呼吸に見えました。

そう考えると、9ラウンドに主審がコンセイサンから減点したのも、バルデス勝利に念を入れただけでなく、3人のジャッジへの無言のメッセージだったのかもしれません。

なんだか陰謀小説かサスペンス映画みたいな話ですが、とにかくガッカリな判定でした。