◼︎日本ハムで同僚選手に暴力を加え出場停止処分を受けていた中田翔内野手が20日、巨人に無償でトレードされたことが早くも球界内で波紋を広げている。今月11日に日本ハムから一、二軍全試合の出場停止処分を科されたにも関わらず、巨人移籍発表直後に「処分解除」が発表、明日にも一軍登録される。◼︎

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選手生命の危機から、在京人気球団へ移籍。

もちろん、セカンドチャンスは与えられるべきです。

しかし、事件を起こしながら、実質ペナルティなしで〝ご褒美〟がもらえるなんて、やはりすんなり納得できません。


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重大な事件を自らの手で起こしてしまったにもかかわらず、極めて短い期間で〝ご褒美〟が与えられるーーボクシングですぐに思い浮かぶのは、2009年にバンテージに乾くと固まるセメントを染み込ませてライセンスを剥奪されたアントニオ・マルガリートです。

なんとその翌年、マニー・パッキャオとカウボーイズ・スタジアム(現AT&Tスタジアム)でメガファイトを戦うのです。

殺人未遂で永久追放でも厳しいとは思えない凶悪犯罪を犯しながら、翌年にボクシング界の誰もが夢見る舞台に上がるなんて、どう考えても狂っています。



とはいえ、事件を起こして人生が好転する、そんな奇貨があっても良いと思います。

前園真聖は、まさにその典型です。

そして、前園と中田のケースは近似しています。

本人の幼稚すぎる行為で暴力事件を起こしてしまいましたが、被害者も関係者も「芸能界追放」や「野球界追放」などの厳罰を求めていない。

そして、厳罰を求めているのは詳しい事情や背景など何も知らない部外者の卑怯な匿名書き込みだけ、という点も同じです。

そして、事件直後(中田の場合はまだ「直後」です)は「以前から自分に甘い性格だった」と、過去や人格まで否定して非難轟々だったことも同じです。

前園は被害者の方の慈悲に恵まれ、松本人志にも見出されました。そして、あの事件から8年。誰もが贖罪にあたいすると認める更生の態度を貫き続けています。

あのとき、前園を断罪していた匿名の部外者の方々はどこへ行ったのでしょう?

中田に実質的なペナルティが課されないのは間違っています。しかし、それは彼の責任ではありません。

中田がやるべきことは、前園のように誰が見ても「嘘じゃない」と納得出来る贖罪を、これから積み重ねていくことです。

そして、やはりフィールドで活躍しなければなりません。人間としては当然、選手としても生まれ変わらなければなりません。



卑怯者の匿名部外者たちが姿を消すまで。