↑この歌、好きなだけなので、本文とは関係ありません。
 
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リングの上では何でも起きる。

そんなことを念仏のように唱える私、火のないところでも火薬の匂いを嗅ぎ取ってしまう私でも、4日後に迫った「井上尚弥vsマイケル・ダスマリナス」には何のザワつきも覚えません。

日本人選手でこんなのは「長谷川穂積vsネストール・ロチャ」以来でしょうか。…あれも酷かった。

負けるとしたらアクシデント、何か事故が起きたときだけです。 

Nothing's going to happen.  こんなの、何事も起きようがない。

「Undisputed Champion =完全統一王者」が、チャンピオンシップ制のプロボクシングでいかに重要か、もっと評価されるべきかも散々説いてきた私が言うのもおかしな話ですが、たかがIBFのストラップのために世界10傑の実力が明らかに認められないダスマリナスと戦うのは、無駄に思えてしまいます。

完全統一がいつになるのかわからないバンタムにしがみつかずに、エマヌエル・ナバレッテのおそらく正式に届いていた対戦オファーを受けて戦う方が、ファンは熱狂したかもしれません。

優先順位です。

「ファンを最も熱狂させる」ことを、優先するのか?それとも「自分が最も輝ける場所で全身全霊を捧げる」のか?

前者が「パッキャオ」型、後者は「リカロペ」型。

どちらが、正解というのはありません。
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しかし「パッキャオ」は、ファンを喜ばせるというのは綺麗事で、現実は違います。

例えば、すでに内定していたリッキー・ハットン戦を先延ばしにして、デラホーヤ戦を選んだのは「13年間52戦かけて稼いだ生涯報酬(約20億円強)を一気に超えるファイトマネーが一晩で手に入る」からでした。

パッキャオやメイウェザーは「ファン」ではなく、明らかに「カネ」で動いていました。

その意味では「パッキャオ」型は、誤解を招くので「マネー」型に書き換えるべきかもしれません。

「カネのために適正階級を無視して暴れ回る守銭奴」と「厳しい規律を守って適正階級で最高のパフォーマンスを追求するアスリート」。

スポーツマンとしてどちらが優れているかは明らかです。

ボクシングが、スポーツだとしたら、の話ですが。