本当なら最も尊敬され、注目されるべきUndisputed Champion。

しかし、4団体時代におけるUndisputed Championは人気のない地味な実力派ボクサーがスター不在のやはり不人気階級で達成する〝日陰の大偉業〟に成り下がってしまいました。

ここ10年で、最もUndisputed Championが生まれそうな気運が継続しているライトヘビー級にもそんなムードが充満しています。

トップシーンは派手なパンチャーも多く割拠しているというのに。

オリジナル8の一つ、伝統のあるクラスですが長らく「ヘビー級になれない出来損ない」のイメージがこびりついてきました。今ではその〝汚名〟をクルーザー級と負担しあってる格好ですが、オリジナル8なのに「ライト」という呼称も未熟なイメージを強めてしまっているのかもしれません。

Undisputed Championが誕生したとしても、カネロ・アルバレスが戻ってこない限り、この階級には陽が差さないのでしょうか?

しかし、Undisputed Championが出現すると、カネロは近寄らなくなりそうです…。
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地味なクラスに必要なのはメキシカンの起爆剤ですが…。


◉ライトヘビー級◉

リング誌ランキングでは10人中5人がロシア国籍という、ロシアン階級。

そのトップに立っているのが、アルトゥール・ベテルビエフとデミトリー・ビボルの無敗コンビ。対抗馬は米国のジョー・スミスJr.。

また、29歳で無敗の元スーパーミドル級王者ヒルベルト・ラミレスは貴重なメキシコカードとしても注目。



【可能性】IBFとWBCのストラップを持つベテルビエフが36歳、WBAのビボルが30歳、WBOのスミスが31歳。

重量級としてはまだまだ時間が残されています。


プロモーターは3人とも違いますが「メガファイトのセミファイナル」が定番席の階級ですから、統一の期待は十分です。

オレクサンダー・グボジークとの「トップランク決戦」で勝ち抜いたベテルビエフをボブ・アラムがプロテクトするのが心配材料ですが、とりあえず「ベテルビエフvsラミレス」の家内制マッチアップが実現しそうです。



【価値】ウシクUndisputed Champion誕生となれば1983年のマイケル・スピンクス以来、38年ぶりの快挙となります。

ただし、スピンクスの時代はスーパーミドルもクルーザーもまだ〝受胎〟したばかりで、ライトヘビーはヘビー級以外で唯一の重量級でした。

もし、Undisputed ChampionはPFP入りするなど、メディアと専門家から一定の評価を得ることになります。

しかし、注目度はさほど変わらないかもしれません。

リングの中のブルーワーカー、スミスが完全統一を果たせば、餌の匂いを嗅ぎつけたカネロ・アルバレスが再びこの階級にノコノコと戻って来そうですが。。。