SATURDAY, MAY 8Arlington, Texas (DAZN)
super middleweights (for Canelo’s Ring/WBA/WBC and Saunders’ WBO titles)
junior flyweights (for Soto’s WBO title)
高山勝成の2階級制覇と、カネロ・アルバレスの団体統一戦まで1週間を切りました。
試合会場は、米国でも早い段階で観客を入れたテキサス州にあるAT&Tスタジアム(カウボーイズスタジアム)。
2009年、ボクシングファンでもある大富豪オーナーはキャパ8万人の巨大スタジアムに「マニー・パッキャオvsフロイド・メイウェザー」を招致すべく、MGMグランドを圧倒する資金を用意しましたがトップランクとフロイド・メイウェザーの交渉は合意に至らず、パッキャオは2010年にジョシュア・クロッティとアントニオ・マルガリートと消化試合をこなしました。
その後も、カネロ・アルバレス(2016年:リーアム・スミス戦)、地元のエロール・スペンスJr.(2019年:マイキー・ガルシア戦/2020年:ダニー・ガルシア戦)とメガファイトが開催されてきました。
日本人選手がリングに立つのは初めて。当日は6〜7万人が詰めかける見込みといいますから、これも日本人ボクサー初体験の超大観衆となります。
壮観でしょう、中継の映像が楽しみです。
高山勝成はこの大舞台で、5つ目のベルトを奪取、2階級制覇を狙います。
ストロー級で4つのベルトをコレクションしたとはいえ、所詮は4−Belt Era の〝アルファベット渡り鳥〟。負けてタイトルを手放すたびに、別の止まり木に腰掛けてただけ。
4団体同時保持のUndisputed Championとは、その価値が全く違います。
とはいえ、世界王者に3度返り咲いたことは事実。高山は世界が認める、しぶとい実力者です。
懸念材料は、108ポンドのトップ戦線で16連勝(11KO)と波に乗るエルウィン・ソトの牙城を、ストロー級で戦い続けてきた高山が敵地で崩せるのか?
そして、24歳の王者に対して、鶴橋育ちの日本人は37歳、反射的なスピードと回転が求められるジュニアフライ級としては厳しい年齢です。
日本時間9日、日曜日に行われる試合の3日後に迎える38歳の誕生日をWBOのベルトを持ち帰って祝うことができるか?
王者のエルウィン・ソトはアンヘル・アコスタに大苦戦の末に逆転KOで戴冠、3度目の防衛戦に古豪・高山を迎えます。
直近の試合でカルロス・ブイトラゴを仕留めきれないなど、リング誌ランキングも5位と難攻不落の王者ではありませんが、階級最弱王者ではありません。発展途上で過小評価王者されたメキシコ人です。
高山にとっては、テキサスは完全敵地、イベントもソトのマッチルーム主催。エディ・ハーンが傘下に迎えた京口紘人を目玉にしたジュニアフライ級統一の青写真を描いているのは間違いありません。
日本で人気があるとは言い切れない高山が、貴重なメキシカンカードのソトを破るようなことがあればハーンにとっても大誤算です。
ハーンの台本を引き裂いて欲しいですね。
中途半端な判定勝ちは期待できません。高山が誕生日をチャンピオンベルトと共に迎えるには、乾坤一擲のアタックが求められます。
厳しい展開が予想されますが、シーソーゲームの終盤に高山が一気のラッシュを仕掛けてストップ、王者交代を予想します。

コメント